中ノ岳(五頭連峰)

2000年2月13日、メンバー4名

コースタイム
6:20新潟市発=7:10菱ケ岳登山口駐車場着8:42発−12:35中ノ岳着
14:00発−15:58登山口着=村杉温泉=18:30新潟市着

中ノ岳は五頭連峰の五頭山と菱ケ岳の中間にある山で、国土地理院の地図には山の名
前は記載されておらずただ915mの独立標高点の記載があるだけである。
連休最終日のこの日は五頭山か菱ケ岳を登ろうと思い、会のメンバーに誘いを掛け
た。そしたら、どうせならオッタテ尾根という尾根を登って中ノ岳に登ろうというこ
とになった。前々日にいきなり誘いを掛けたにもかかわらず4人のメンバーが集まっ
た。
7時30分に菱ケ岳の登山口の駐車場に集合がかかっていたが、予定より少し早目に
着いた。どうせならこの奥まで入って登山道を下見しようと駐車場より奥の林道に
入った、しかし、すぐに車がスタックしてしまった。4輪駆動なのだが車の車体が雪
にこすれておりにっちもさっちも行かない、車体の下の雪を取り除いているうちにメ
ンバーが集まった。他の登山者も手伝って動かしてみるがなかなか動かない、結局朝
の硬い雪が緩む午後になってからもう一度雪を取り除こうということになって、取り
あえず車はそのままにして登り始めることにした。
予定より1時間も出発が遅れてしまった。パーティーのメンバーや周囲の方々には大
変ご迷惑をおかけしました。
林道をスキー場方向に向かって歩き、沢にかかる橋の手前から沢沿いに入っていった。
少し入った所で沢を渡り中ノ岳に続くオッタテ尾根の先端に取付いた。
雪は昨夜降った雨の影響かなかなか締まっている、しかし、つぼ足ですねくらいまで
もぐった。
最初の急坂を登った所でわかんをつけた。
先頭を交代しながら進む。空は曇っているが雨や雪の降り出す心配はないだろう。
左手にスキー場跡を登っていく登山者が見える。五頭山めざして沢山の人が登って
いった。
標高550m付近で小休止した。この付近から雪質が変わり新雪のラッセルとなっ
た。前日の降水が雨と雪の境目だったのだろう。
わかんをつけても膝上までもぐるやわらかい雪だ。
進行が遅くなり始めた。兎やカモシカの足跡が雪の上に沢山あった。そして、主稜線
直下の斜面にカモシカが歩くのを確認できた。
時間が押してきたため当初下山は菱ケ岳経由の予定だったが中ノ岳より往路下山に方
針が変わった。
山頂を目前にして左足が痙攣した。筋を伸ばして何とかよくなったが、痙攣の癖がど
うも治らないようだ。
稜線に出て南に折れるとすぐ中ノ岳に着いた。雪庇が大きく発達していた。うすくガ
スがかかっていたためすぐ近くの山は見えていたが遠望はきかなかった。
風の弱い樹林帯の所でツェルトを張って昼食とした。さすがにツェエルトの中に4人
入って火をたくと暖かい。
ゆっくり休んで往路を下山した。下りはトレースが出来ているため非常に楽だ。
下山後やや雪が緩んでいたためスタックした車の車体の下の雪を取り除くのは朝より
も楽だった。すぐに車は脱出できた。
村杉温泉の共同浴場で体を温めて帰った。

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