越後白山

2000年2月27日、MML新潟オフミメンバー12名

コースタイム
2/26
17:20新潟市の取引先発=18:40慈光寺前の駐車場着(車中泊)
2/27
7:23慈光寺手前駐車場発−8:30三合目着8:38発−10:38山頂避難小
屋着11:38発−12:40三合目着12:51発−13:15慈光寺着=さくら
んど温泉=16:30新潟市の自宅着

川内山塊は標高の低い割にきびしい山が多く今なお登山道の整備されていない山が多
いが、その中で白山は里に近いためか登山道が整備されており新潟でも人気の山であ
る。
しかし、夏場は蛭が多い山として有名なので、積雪期に多くの人が登る山である。
この冬の登山メーリングリストの新潟オフミは白山を舞台に行われた。
前日夕方に取り引き先の方と会う事になっていたため遅くなりそうだったので前夜祭
は参加しないとメンバーに伝えてあったが、話が早く終われば参加しようと泊りの支
度をしてあった。
何とか早く切り上げられたのでメンバーが集まっている慈光寺入り口の駐車場に向
かった。
私が着くと早く着いた方々がテントの中で宴会をやっていた。その中に混ぜてもらい
久々に会うメンバーや初めて会うメンバーと懇親を深めた。
一晩明けてオフミ当日は朝から雪が降っていた。
6時過ぎに新潟の鈴木眞さんが早々と到着、その後続々とメンバーが集まった。
安田ICに集まったメンバーを岡本さんが率いてやってきてメンバーが全員集合し
た。
初めて会うメンバーが多いが普段からメールを交換していると初めて会った気がしな
い。
我々以外にも大きな団体が集まっていた。
まずは慈光寺に続く滝谷川沿いの町道を進む、いつ見ても立派な杉並木だ。寺域らし
く道端に地蔵などが祭ってあった。
慈光寺までは車でも入れそうであった。
慈光寺を過ぎると前日のトレースが伸びていた。この分だとラッセルはなさそうで
あった。
一合目の標識で滝谷川と離れ、急な登りが始まった。この時時々雪が晴れて越後平野
が望めた。
三合目で稜線に出た。ここは杉の林になっている。
三合目からは登りはそうきつくないが、登るにつれて風が強くなり始めた。そして、
トレースが消えた。風で埋まったのだろう。
単独行が前を歩いているが彼はまだわかんをつけていないがわかん無しだと膝までも
ぐる、
四合目手前でわかんを装着した。
五合目で休憩している時、大きな団体が追い越していった。人数は40人。あっとい
うまに立派なトレースが出来てしまった。
トレースが出来てしまうとわかんはかえって邪魔になるがそのまま付けて歩いた。
八合目付近でこの団体もわかんを装着した。ここでこの団体を追い越してわかんをつ
けない先行者を呼び止めて、私が先頭を歩き始めた。やっとラッセルをすることが出
来た。
膝までもぐらない所も有ったが、坂が急な所は腰までのラッセルの所も有った。
先頭を交代しながら進んでいった。山頂が近ずくと風は相当強くなり進行方向がよく
見えない状態になっていた。とにかく上へ上へ進めば山頂だ。
雪もクラストしておりもぐらなくなった。
山頂の避難小屋は1階が埋まっており2階の出入り口から入った。
悪天候の中の小屋の存在はありがたい。多くの人が入れば小屋はすぐに暖かくなる、
40人の団体はスコップで竪穴を掘ってそちらで休んでいるようだ。
1時間ほど休んだ後風雪の中に出た。取りあえず山頂を踏もうとすぐ近くの山頂に向
かった。しかし、山頂の標識は雪の下で、だいたいの所を目安をつけて引き返した。
風雪の中の下山のためルートの見極めが大変だ、リーダーの岡本さんが先頭になり
ルートを見極めながら進んでいった。トレースはもう既に消えている。我々はリー
ダーを信じて下るしかない。
尾根が分かれる所で道に迷い掛けたがすぐに気づき、本来の尾根を下り始めた。
八合目まで来ると風は幾分収まったが、まだまだ強い。
三合目に着く頃には天候は回復し始めた。
急な下りを時折尻で滑りながら下っていった。
慈光寺で記念写真を撮って、駐車場に戻って解散となった。
帰りに半分のメンバーでさくらんど温泉に入って冷えた体を温めて帰った。
今回は越後の冬山の厳しさを味わうオフミとなったが、今回初めて冬山を登った方々
にはこれに懲りずにまた是非チャレンジしていただきたい。


風の強い尾根道を歩く

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