鳴沢峰、菅名岳

2000年3月5日、鈴木眞、吉田明弘

コースタイム
4:50新潟市自宅発=6:00馬下駅着=大蔵岳登山口=6:33咲花着6:43
発−8:06
300mピーク着8:15発−10:50鳴沢峰着11:00発−11:45菅名岳
着12:50発−14:00小山田分岐通過−14:42大蔵岳登山口着=咲花=さ
くらんど温泉=17:00新潟市自宅着

菅名岳は五頭山や二王子岳同様新潟市からよく見え、新潟市周辺の山では人気の山で
ある。
私は山登りを始めてから4年目になるがまだ菅名岳に登ったことが無かった。
前の週の越後白山の登山メーリングリストのオフミの時に菅名岳の話題が出て私もそ
ろそろ登らないとと思うようになった。
新潟地方はこの4−5日間暖かい日が続き平野部の雪はすっかり消えた、山の雪も大
分締まってきただろうと思われた。
菅名岳は積雪期でも沢山の人が登る山だがどうせ登るのなら鳴沢峰、菅名岳、大蔵山
を縦走したいと思っていた。
大蔵山から登ればトレースも期待できるので楽に登れそうであるが下山に鳴沢峰から
咲花へのルートを取るとすると尾根の分岐が多く道に迷う危険が有った。
よって咲花から鳴沢峰に登り菅名岳、大蔵山を経由して下山する計画を立てた。
問題は登山口と下山口が違うのでその間をどう移動するかである。
自転車と列車を利用して移動しようとも考えたが車が2台あれば問題はない、前日い
きなりでどうかとも思ったが鈴木眞さんに電話を掛けたらOKの返事、これで問題な
く移動できることとなった。
朝6時30分に馬下駅に集合の約束だった。家を早朝4時50分に出たが、吐く息も
白くならないくらい暖かな朝だった。
6時に馬下駅に着いたらすぐに鈴木さんも来た。猿和田の部落で山で飲むビールを買
い、まずは下山予定の大蔵岳登山口に向かった。
大蔵岳登山口に鈴木さんの車を置き、私の車で咲花に向かった。
咲花の温泉街の奥の踏切りを越えた所が登山口だ。
25000図に登山道の記載が無いので村界の尾根に登る予定だった。しかし、間
違ってその奥の尾根に取付いてしまった。
薮は薄いものの登山道の無い所はステップが切ってないので足の裏が伸びる。その上
なかなかの急登だ、途中で登る予定の尾根と違うことに気づくがそのまま登りつづけ
た。
実際の登山道は何処に有るのだろう、あとで確認する必要が有りそうだ。
231mピーク手前から雪が現れたが気温が高いため思ったより柔らかくずぼずぼも
ぐった。
その先の鞍部でわかんをつけた。
300mピークで村界尾根に合流したが道がある雰囲気ではなかった。
384mの三角点がある付近で新聞紙を発見した。誰かが最近来ているようだ。
その地点から少し先に道標を発見した。消えかかったトレースも有った。私が登山道
があると予想していた尾根は登山道はなくこの地点から別れる尾根に登山道が有るよ
うだった。一番最初からルートを取り違えていたようである。ただし、積雪期なので
何処を歩いても一緒だ。
それにしても回り道したのと雪が柔らかいのとで思った以上に時間がかかっていた。
労力もかなり使っている。ただ、雪質が変わってきて少し締まり始めていた。ただ
し、急な所はなかなかもぐる。
クラストした急な登りを登ると鳴沢峰に着いた。天気がよくって景色がいい。川内の
山々が白く輝いていた。ただかなり疲れていた。
行動食を食べて菅名岳へ向かって出発。気持ちのいい雪の稜線歩きだ。
菅名岳の山頂で初めて人に会った。
山頂からは川内の山の最高峰粟ケ岳や白山、日本平山が見えた。
山頂の先の鞍部で昼食にした。
鈴木さん持参の小さなタープをはって風除けにし、ラーメンを食べた。
予定では大蔵山経由で下山のはずだったが、足に疲れが来ていたのでここからまっす
ぐ丸山尾根を下ることにした。
下山は登りの苦労など全く忘れたかのように一気に下る。
ぶなの原生林が奇麗だ。
雪は大分緩んできてわかんをつけてもずほずぼもぐる。
小山田の分岐を過ぎて尾根から離れ、巾沢沿いの道を下って車の所まで戻ってきた。
咲花の車を回収した後、村松のさくらんどおんせんで体を温めて帰った。
無雪期にもう一度このコースをトライしてみたい。
しかし、一週間前は吹雪だったのにこの日は完全に春の山歩きといった感じだった。
これから少しずつ新潟の山も春に向かっていくのだろう。


気持ちの良い雪の稜線歩き

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