日本平山

2000年5月28日、 メンバー 鈴木 眞さん(MML)、西方さん(東北の山ML)、今井さん(MML)、吉田明弘・・・MML、東北の山ML新潟オフミ


コースタイム
5:25三川自然の森登山口発=5:50早出川ダム着5:57発−7:27駒の神
着7:38発−8:45トコヤ着8:58発−10:02ガンガ着10:08発−
10:38山頂着11:35発−12:45大池着12:48発−13:55
大村杉(人分山)着14:00発−15:13自然の森登山口着

今回の新潟オフミは新緑のぶな林が美しい山ということで日本平山を選んだ。
だが知名度が今一つのためか、はたまた、健脚向きの山というイメージが強いためか
結局最終的のメンバーは4名とオフミとしては少数のメンバーとなった。
私と西方さんは前日のうちに集合場所の自然の森登山口に入っていた。
早朝鈴木さんと今井さんが到着し、用事があるので途中で下山するという西方さんの
車で早出川ダムへ向かった。(結局、西方さんは最後までつきあった。)
沼越峠を越えて早出川ダムに向かった。途中タニウツギのピンクの花が沿道に咲き
誇っていた。
早出川ダムに車を止めて歩き出す。最初はダム湖畔の道だ。
天気予報は曇り時々雨、降水確率80%だ。しかし、この時点ではまだ雨は降ってい
ない。
湖畔の道が終わると一気に高度を下げ、金ケ谷(きんがたに)沢の徒渉地点に付い
た。
この徒渉の水量が気になっていたが、ビニール袋を足にかぶせること無く難なく渡っ
た。
徒渉が終わると急な登りが始まる。
そして、尾根に出た所が駒の神だ。
駒の神という名前が付いているが祠は何処にも見当たらない。ザックを降ろして休憩
する。
駒の神からは急な登りが始まった。急登が一段落すると景色の良い尾根道になった。
川内の山々が手前の山の間から見え、遠くに雪の残る飯豊連峰の一部が見えていた。
そして、今回参加した人に見ていただきたかった。ぶな林に入っていった。
新緑のぶなが気持ち良い、小鳥のさえずりが見事に演出効果を高めていた。
川内山塊の中ではここが一番立派なぶな林だと思う。
土の露出したトコヤを過ぎた所の林の中で休憩した。
トコヤ付近から所々雪が道を覆う所が出てきた。
歩きはじめて少しで雨が降り出した。周囲もガスがかかって来て視界が悪くなってき
た。
雨具を着用した。
やがて急登が始まった。ガスのため現在地が分かり辛く、ガンガを通り過ぎたと勘違
いしたが、急登の上にガンガと呼ばれる所があった。
ここからの景色は一級品なのだが、ガスのため見ることが出来ない。
最後の急登を登ると雪原に出た。雪原から外れた所に山頂の標識が有った。
ツェルトとターフを張って雨風をよけ、皆で乾杯した。
山頂は以前までとは違いきれいに刈り払われていた。
晴れていれば素晴らしい景色が見えたことだろう。
雨も本降りになってきた。下山前に私と鈴木さんで下山ルートの雪原からの出口を確
認しに行った。
自然の森へのコースに入るとまだ大量の残雪が有った。
しかし、全て残雪に覆われていれば尾根上を歩けば良いのだが、残雪と夏道とが交互
に現れるため、雪原からの出口を探しながら歩かねばならなかった。
夏道は尾根よりやや東側に付いていた。
日本平山とはよく名づけたものだ、平らに近い緩い登山道はなかなか高度を下げてく
れない。
大池は完全に雪に埋まっていた。雪の中から池が顔を出していたという感じだった。
大池からは登山道は主に尾根の西側に変わった。
相変わらず残雪が現れる。どこまでも緩い下りだ。
人分の鞍部で谷沢への道を分けると大村杉(人分山)の登りが始まった。
足元が滑り木や草に捉まりながらやっと登った。
大村杉の三角点まで行って小休止とした。ガスの隙間から阿賀野川が見下ろせる。
そこからの下りはいくつものアップダウンを繰り返しながら下っていた。
足元が滑り何度か尻餅をついた。
自然の森の遊歩道と合流し、ようやく自然の森の登山口まで帰ってきた。
日本平山はやはり健脚向きのコースだった。
雨の中の行動となってしまったが、きれいな花や新緑のぶなを充分に堪能することが
出来た。

新潟県下越の山の目次へ戻る

ホームへ戻る

inserted by FC2 system