会津駒ケ岳

2000年9月15日、Oさん、Kさん、吉田明弘、3名

コースタイム
2:20新潟発=見附=栃尾=只見=5:40桧枝岐滝沢登山口着6:00発−
7:05水場着7:20発−8:42駒ノ小屋着8:50発−9:07会津駒ケ岳山頂着
9:20発−9:53中門岳着11:10発−11:57駒ノ小屋着12:10発−
12:57水場着13:15発−14:10登山口着=駒の湯=19:30新潟着

会津駒ケ岳は南会津の奥深いところに位置している。
わが越後の中越の山々から眺めると長大な稜線が特徴の山として見ることが出来
る。
この日は別の山を登ろうと思っていたが、新潟でホームページを開設しているメン
バーが会津駒に行くことを知り一度御会いしたいと思い急遽同行させてもらうことと
した。
集合時間は午前6時に桧枝岐の登山口ということになった。
深夜のうちに新潟を出発した。満月があたりを明るく照らしていた。
新潟西ICより北陸道に乗り、中之島見附ICで降り、栃尾経由で入広瀬村に抜け、六
十里越を越えて福島県に入った。伊南川沿いの道を登山口の桧枝岐を目指して進んで
いるうちに夜が明けた。
やがて桧枝岐村に入り、道標に従って国道を折れて登山口へ続く林道を登っていった。
まもなく登山口を示す木の階段が見え、その前に待ち合わせていたOさんとKさんが
待っていた。初めての御対面であったがホームページの写真を見ていたのでお互いす
ぐ分かった。
Oさんは自らのホームページでえび太を名乗り、Kさんはあるホームページでほっき
ょくくまという愛称で呼ばれている方だ。
挨拶を済ませて支度を整えた。
登山口で写真を撮って登山道の入り口の木の階段を登って登山道に入った。
天気は快晴、天気予報では夏並みの気温の高い一日になるとの事だった。
当初私が先頭を歩いていたが二人のメンバーの汗を見て、途中から最後尾に変わった。
樹林帯の中を登っていく。ときおり木々の間から周囲の山が見える程度で、展望はあま
り無い。
ヘリポートの看板の有るところで最初の小休止。いいペースで高度を上げていった。
しばらくして水場の標識が有った。登山道から少し離れていたが、行って見た。2分
ほど下ったところにある岩からしみ出た美味しい湧き水だ。とても冷たくて美味し
かった。
時折木々の間から周囲の山々が見える。特に燧ケ岳は素晴らしい山容を見せていた。
勾配が緩やかになるとやがて樹林帯を抜け草原に出た。登山道は木道に変わった。
行く手には会津駒ケ岳の長大な稜線が目に飛び込んできた。そして、登るにつれて
周囲の山々が姿を見せはじめた。
緩やかな主稜線に出ると立派な駒ノ小屋が立っていた。周囲の山々の景色は素晴らし
い、帝釈山脈の向こうに男体山、女峰山が見えていた。
小屋の前のベンチで休憩した後山頂に向かった。
山頂手前から振り返ると、燧ケ岳、至仏山の尾瀬のシンボルの山が見えていた。
山頂からは周囲の木々に遮られて燧ケ岳の方向だけの景色であった。記念写真を撮っ
て次の目的地中門岳に向かった。
中門岳に続く稜線は草原の道で越後の山々が良く見えた。
越後駒ケ岳、中の岳、平ガ岳、未丈ガ岳、毛猛山、浅草岳、守門岳、そして、遥か彼
方に飯豊山。近くに会津の三つ岩岳、丸山岳、田代山、帝釈山、黒岩山などが見え、
素晴らしいパノラマの草原の道だった。まるで別天地だ。
途中の池塘の脇に中門岳の標識が有ったが、木道はまだ続いているので先まで行って
見た。
木道の終点は丸く回る道になっていた。そこで、昼食とした。目の前に三ツ岩岳が大
きく見えていた。
登頂を祝して乾杯し各々昼食を摂った。
インターネットでお付き合いしているため話題には事欠かない。あっという間に1時
間が過ぎた。
帰りは駒ケ岳山頂には寄らず巻道を通って通過した。あとは往路を下山した。
帰り道も素晴らしい展望を楽しんだ。
下山後、駒の湯で汗を流し、桧枝岐名物のそばとはっとうのセットを食べてそこで今
日のメンバーと別れた。
4年前に登山開始後初めての会津の山は素晴らしい展望に恵まれ新しく出会った仲間達
と思い出の山行になった。


会津駒山頂にて


端正な山容の燧ケ岳

写真と文書、「えび太の山歩き」のHPへ

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