巻機山

2000年11月5日、とんとんさんの呼びかけで集まった15名のメンバー

コースタイム
6:45桜坂登山口−7:40 五合目着7:45発−8:15六合目着8:20発
−8:45七合目着8:55発−9:45ニセ巻機山着9:50発−10:00避難
小屋着10:10発−10:30御機屋着10:35発−10:45巻機山本峰通過
−11:00牛ケ岳着12:45発−13:15御機屋通過−13:30避難小屋着
13:40発−14:15七合目着14:25発−15:05五合目着15:15発
−15:50桜坂登山口着

巻機山は麓から眺める時、すぐそばの越後三山の迫力に押されているが、山頂の緩や
かな稜線は心和ませるものがある。
昔話に村人が山中に入った時美しい女性が機を巻いている姿に出会ったと言う伝説か
ら巻機山と名づけられたそうだ。
この伝説の由来は山頂付近に広がる大草原が起因しているのだろう。

山のホームページとしてはかなりの賑わいを見せているとんとんさんの呼びかけで今
回の登山は計画された。そして、15人という人数が集まった。
早朝に、とんとんさんやOさん、Kさんと中之島見附IC横の駐車場で合流し、登山
口を目指した。
あたりが明るくなりはじめた頃、登山口の桜坂に着いた。数名のメンバーが既に到着
していた。
夜もすっかり明けて登山開始予定の6時半になったが、一名だけまだ来ていなかっ
た。そのメンバーは顔が分かるメンバーが待って先に出かけようかという所で全員到
着、自己紹介をして出発となった。
巻機山はいくつもの登山コースがあるが、一番初級者向けの井戸尾根コースに入って
いった。
樹林帯の中を登って行く、周囲の木々はほぼ葉を落としていた。
15人の大人数だが、道が歩きやすいためか大人数の割にはなかなか速いペースで
登っていった。
木々の葉が落ちているため周囲の山々が見えている。尖った頂が特徴の大源太山がま
ず目に飛び込んできた。
それにしても、11月とは思えない陽気だ、はやばやと汗が出てきた。
4合目から5合目の間は井戸の壁と呼ばれる急登だが、道がジグザグに切ってあるた
めそれほど急登とは感じない。
5合目は米子沢が見える展望台だ、ここで初めて休憩した。
頭上はすばらしい青空が広がっている。
6合目はヌクビ沢や天狗岩、割引岳が見える展望台、ここで再度景色を楽しんだ。
7合目で森林限界を抜けて草原に出た。上越国境の山々の展望が良い。
前衛ピークのニセ巻機に立つと、巻機山本峰が美しい姿を現した。
一旦下って避難小屋のある所でザックを降ろし、水場に水を補給に行った。水場は米
子沢の源頭でこの時期でも水量は豊富だ。山頂での豚汁の計画もあるので、たっぷり
と水は補給した。
草原の中の急な階段を登ると御機屋と呼ばれる本峰の肩の部分に出た。目の前に越後
三山の勇壮な姿が現れた。
ここは割引岳へ行く分岐点だが、今回は割引岳へは行かず本峰と牛ケ岳へ行こうと言
うことになった。
数分で最高点の本峰を通過した。3年前に来た時は小さなケルンが立っていて裸地に
なっていたが、ケルンもなく植生を回復するためロープが張ってあり網がかぶせられ
ていた。
立ち止まらずに牛ケ岳方向に向かった。
向かうにつれて右下に奥利根湖の湖水が見えた。改めて巻機山は上越国境の山だと気
づかされた。
牛ケ岳山頂には三等三角点と標識が設置してあった。そして、そこし先のちょっとし
たスペースで宴会をすることになった。
それにしても快晴の天気の中、周囲の山々の眺めは素晴らしい、越後三山、平ガ岳、
燧ケ岳、至仏山、日光白根山と奥日光の山々、皇海山、赤城山。そして、すぐ目の前
に巻機山本峰と割引岳がすばらしい草紅葉で我々の目を楽しませてくれた。
そして、賑やかに宴会が始まった。用意した材料を鍋に入れて豚汁の準備、そして、
メンバーそれぞれが持ってきた肴、楽しいひとときが始まった。
心配していた風もほとんど無く、小春日和と呼ぶには丁度良い暖かい日差しの中で
あっという間に時間が過ぎた。
メンバーが用意した「巻機山に乾杯、愛してます越後の山」と書かれた横断幕を手に
して記念撮影したあと、重い腰を上げた。
往路を戻り、ニセ巻機山に着く頃、巻機山本峰を振り返るとガスがかかりはじめてき
た。良いタイミングで山頂にいたようだ。
下るにつれて頭上を雲が覆いはじめてきた。
それでも雨にあたることなく無事に下山した。
帰りに六日町の温泉で汗を流して帰路についた。
楽しいメンバーと素晴らしい天候の中、美しい山に登ることが出来て良い思い出が出
来た。


牛ケ岳での記念写真

楽しい写真と文書は「とんとん山歩き紀行文」
写真と文書は金さんのHP「ぶらり越後・山の旅」
写真と文書は「えび太の山歩き」
AkiraさんのMMLに流した報告文
かわいい写真と文書はJOさんのHP「たびたび」

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