袴腰山

2001年2月4日、単独

コースタイム
6:10新潟発=7:43八木神社前着−8:00八木神社発−8:47八木鼻分岐
着8:55発−10:28山頂着11:20発−12:18八木鼻分岐着12:20
発−12:33八木神社着=加茂七谷コミュニティーセンター=15:30新潟着

袴腰山は三条市から下田村に向かって走ると、進行方向に富士山のような形をした山
が見える。それが、袴腰山だ。
山頂から派生している尾根の先端に、八木鼻と呼ばれる絶壁がある。
付近はヒメサユリの群生地として有名だ。

3週間ぶりの登山となった。
このところ仕事がハードスケジュールで少々疲れ気味、手ごろな低山ということで袴
腰山を選んだ。
出かける時から少々頭痛気味だったが、単独ゆえの気楽さからとりあえず出かけるこ
とにした。あまりひどければ引き返せばいい。

新潟市を出るときは曇り空の一部に青空が見えていたが、下田村に入る頃から雪が降
り始めた。
登山口の八木神社には駐車場が無いので、邪魔にならないように路肩に駐車した。
神社に参拝しわかんを付けて歩き出した。杉林の中にスノーシューのトレースが伸び
ていた。
トレースのおかげでラッセルは免れたが、スノーシューとわかんでは歩幅が違いすぎ
るので、私は私の歩幅で歩いていった。

杉林を抜けると急な登りが始まった。登山道はジグザグと登っているはずだが雪のた
めどこが登山道だか分からない、トレースにしたがってほぼ直登していった。

稜線に出た。右が一投足で八木鼻山頂、左が目指す袴腰山だ。
トレースは袴腰山の方向に伸びていた。
休んでいるうちにスノーシューを付けた若者パーティーが追いついてきた。
このコースはスノーシューのいいコースなのか?
先に歩き出したが、すぐに追い越されてしまった。スノーシューの威力を見せ付けら
れた。

緩いアップダウンを繰り返しながら袴腰山に近づいていく、最初見えなかった山頂も
徐々にガスの中から姿を現してきた。
低山ながらいい形をした山だ。
最後の急登を登る若者パーティーが見える。そして、高城方面から登ってくるパー
ティーも見えた。(このパーティーは若者パーティーと仲間だそうだ。)
山頂直下はなかなかの急登だ。スノーシューのトレースに沿いながら自らの歩幅で
登っていく。

山頂は広い広場になっていた。若者パーティーが雪の上に座って食事をしていた。
その他にテントが一張り張ってあった、この主が最初のスノーシューのトレースの主
なのだろう。
私も適当な木の間にツェルトを張って潜り込んだ。
外は雪が相変わらず降っているが、ツェルトの中は暖かい。若者パーティーはテント
もツェルトも張らずに寒いのだろう、早々に下山していった。

一時間近く休憩した後、往路を戻った。
山頂直下の急斜面は尻セードであっという間に下った。
スノーシューの場合急な下りは後からついていくほうが歩きにくいのだろう、急なと
ころだけトレースが何本もできていた。
あとはもうしっかり踏み固められたトレースができている。

いつもよりゆっくりとしたペースで下った。
雪は最後まで降っていた。そして、頭痛は一日中取れなかった。
八木鼻のすぐ側の「いい湯らてい」で入浴しようと向かったが、駐車場は満車で入れ
ず(まだこの温泉に入ったことが無い)加茂の七谷コミュニティーセンターの風呂で
汗を流して帰宅した。

体調が今一つだったが、冬の越後の山を堪能することができた。

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