倉谷山(途中撤退)

2001年4月1日、単独

コースタイム
5:40新潟市発=6:53室谷着7:12発−8:50倉谷沢出合着9:45発−
11:10室谷着=みかぐら温泉=14:00新潟市着

この4月14日から15日は会の山行で、下田村の笠掘ダムより矢筈岳に登り、駒形山を
登った後、倉谷山経由で室谷に下山する計画が立てられている。
私はサブリーダーとなっているが、ひとつ気になるのが、倉谷山下山後の倉谷沢渡渉
の方法だ。
地形図を見る限りかなりの集水面積があり、その上雪解け水で沢の水が増水している
ことが予想される。
下見の必要があると思い、リーダーに相談して一人で現地へ向かった。

室谷の林道の除雪終了地点は、室谷部落を通りすぎで、二軒の民家があるところで終
了していた。
室谷洞窟手前の岩室橋を渡ったところだ。
車を止めて歩き出す。
天候は4月というのに雪が降っている。道路上にも新雪が10cmくらい積もってい
た。
林道を壷足で進んで行ったが、10分ほどしてずぼずぼもぐり始めたためわかんを装着
した。
歩いているうちに雪は止んだ、雲の切れ間から青空が覗き始めた。
1時間半ほど歩いて倉谷沢が見えるところに来た。
渡渉に最適な場所を見定める。
沢水が室谷川に合流する手前が渡渉に適していると思い、わかんごとビニール袋に足
を突っ込んで沢に踏み入れた。わかんとビニール袋が水の抵抗を増し歩けたもんじゃ
ない。岸へ戻ってわかんをはずしてもう一度ビニール袋に足を突っ込んで再び沢に足
を踏み入れた。
膝上までビニール袋に覆われているが、水深はそれ以上あるようで、再び引き返し
た。
その後、沢に石を投げ入れてルートを作ろうとしてみるが、これもうまく行かない。
素足になればいいのだが、水温は低くとてもそんな事はできない。
よく見ると林道が出合い部分で室谷川の右岸に渡っているが、その橋の橋げたが倉谷
沢と室谷川の間の中州のような浅瀬にある。橋にロープを結んで降りれば難なく渡渉
できそうだ。しかし、この時はロープを持ってきていなかった。
とにかく、濡れずに渡渉は無理のようなので、引き返すことにした。
会の山行当日はサポート隊にロープを持ってきてもらおう。
準備会で説明すべく、渡渉地点の写真を撮って撤退した。

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