毛石山

2001年4月8日、豊栄山岳会、雪上技術訓練

コースタイム
6:43上杉川に全員集合7:12発−9:03金山神様着9:20発−11:30
毛石山着12:50発−13:00山頂の北斜面にて技術訓練開始14:45訓練終
了−16:25上杉川着(下山のタイムは先行隊の記録)

我が豊栄山岳会は毎年4月に滑落停止を中心とした雪上技術訓練を行っている。
特に今年は会長より、技術訓練を取り入れた山行計画を立てようということが方針と
して示されているので、年間計画の中で技術訓練の回数が増えた。

私以外のメンバーは豊栄中央公民館に集合したが、私は直接登山口へ行った方が便利
なので、直接登山口の上杉川に向かった。
毛石山の登山口は上杉川の集落跡より門原の方向へ少し入ったところにあるが、雪の
ため道路の幅が狭く車を数台の車を置くだけのスペースも無いことから、上杉川の集
落跡に車を置いた。
全員集合した後、最近の会の山行としては珍しく準備運動をしてから歩き始めた。
沢にかかる水路橋を渡り、目の前の尾根に取り付いた。
一帯は杉の植林帯で視界が悪かったが、やがて杉林を抜けると葉の落ちた広葉樹林帯
に入り視界が広がった。
技術訓練の中には読図訓練も含まれている。
要所要所で読図の訓練をしながら登って行った。
ほぼ雪の上の歩きであったが、薮がうるさくなり始めていた。
毛石山は尾根の分岐が所々にあり、登山ルートが屈曲しているので、読図訓練には
ちょうどいいだろう。また、天気がよく目標とするピークや周囲の景色が明確に見え
たこともいい条件となった。
山頂に着くと大展望が広がった。春霞のため遠くの山々は見えなかったが、川内山塊
の山々が手に取るように見ることができた。
山頂で昼食の後、山頂の北斜面で滑落停止の訓練を行った。
ピッケルでの滑落停止と、ザイルワークの訓練の班に分かれた。
ピッケルでの滑落停止は毎年行っているが、ザイルワークは私にとっては初めての経
験だった。
途中で交代してたっぷり時間をかけて訓練をすることができた。
この時期にしては気温が高くなりすぎたため、雪は腐り、訓練をするには条件が悪
かったが、新人の方たちには好い訓練になっただろう。

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