光兎山

こうさぎさん

2001年5月20日、とんとんさん、えび太さん、ほっきょくくまさん、エンジェルンSさん、ふうたさん、吉田。計6名
コースタイム
5:10新潟市自宅発=5:40新々バイパス豊栄PA着6:10発=7:05千刈
(せんがり)登山口着7:20発−8:00中束(なかまるけ)分岐着8:05発−
8:25虚空蔵峰着8:30発−8:48観音峰着8:53発−8:56水場分岐着
(水場下り2分、登り2分)9:03発−9:33雷峰着9:44発−(あがた石経
由)−10:42山頂着13:12発−13:45雷峰着13:52発−14:19
観音峰着14:25発−14:38虚空蔵峰着14:45発−15:05中束分岐通
過−15:35登山口着=桂の関温泉ゆーむ=18:20豊栄PA着=19:0
0新潟市自宅着

光兎山は三角形の山容から地元関川村からよく目立つ山である。
山名の由来は山頂直下に現れる雪型に由来しているといわれている。
インターネットを通じてお付き合いしているメンバーと、以前からこの日に一緒に山
に登る計画を立てていた。
直前までは蒜場山の予定であったが、登山口まで通じる道路が通行止めと言う情報か
ら、予定を変更し、飯豊と朝日がともに眺められる山として、光兎山に登ることに
なった。

朝6時に新々バイパスの豊栄PAに集合し、登山口の関川村千刈を目指した。
光兎山の登山口は中束(なかまるけ)がよくガイドブックに紹介されているが、登山
道が大きくカーブした千刈の方が、展望に変化が有っていいと思い、千刈口を選ん
だ。
千刈の登山口に着くと、既に一台のワゴン車がとまっており、我々が支度している間
にも数台の車が到着した。本日の山は賑わいそうである。
登山口の標識を入れて記念撮影をした後歩き出した。
天候は曇り空、山頂に着くときは晴れて飯豊朝日の絶景を見ようと心に誓い歩いてい
た。
杉林の中の緩やかな道を登っていく。近くの山も雲に隠れて見ることはできない。
やがて中束からの道と合流し、ぶな林の中の道を進んでいった。
虚空蔵峰から里の方の景色が開けたが、山は相変わらず雲がかかっている。
一旦緩く下って登り返したところが観音峰。そして、その先の鞍部に水場の標識が
有った。
何処かのガイドにかなり下ると書いてあったようだが、試しによってみることにし
た。
6名のメンバーのうち、足に自慢の3名だけ水場に行くことにした。
水場は案外近く、2分で到着した。水場は湧き水でパイプが差し込んであり、冷たい
水が流れ出ている。とてもおいしい、水筒の水を全部詰め替えた。
登山道に戻って登っていくうちにだんだんと空が明るくなってきた。山頂からの景色
を期待できるか。
登ったところが雷(いかづち)峰、光兎山の山頂が姿を現した。麓から見た時は雲の
中だったので、晴れてきた証拠だ。
それにしてもぶよがうるさくたかってくる。
与平戻の頭というピークを過ぎると一旦下って、いよいよ山頂までの登りが始まっ
た。
先頭を歩くNさんが奇岩を見に行こうと言ったので、せっかくだから寄ってみること
にした。彼は以前この山に登った経験が有る。
私も登った経験が有るが、その時は残雪期でバリエーションルートを登っているの
で、正規の登山道からの登りは今回が初めてだった。
その岩はあがた石と言う名前が付けられているようだ。道ははっきりしているが、へ
つり道で歩きにくい。進行速度が落ちる。
あがた石はよくもまあこんな形になったと感心するくらいの形をしていた。自然の造
形は奥深いものが有る。
そこからは別のルートで登山道に戻る道が有った。
最後の急登を登り切ると、神社が祭られている、光兎山山頂に着いた。
すでに大勢の登山者が休んでいた。
期待していた飯豊朝日の姿は見ることはできなかった。
山頂でお決まりの宴会である。
今回はNさんが怪力を使って、瓦を持ち上げてきた。瓦焼き焼き肉をごちそうしてく
れるという。いやはやよくもまあこんな重たいものを持ち上げたものだと感心してし
まった。
2時間半たっぷり山頂での宴会を楽しんだ後、山頂が空いてきたことを見計らって、
兎のポーズで記念撮影をした後下山を開始した。
小さな峰々の登り返しは思っていたより大したこともなく通過した。
下山途中に青空が少し覗き始めた。
飯豊朝日を見ることができず残念だったが、インターネットの仲間と親睦を深める事
ができて、いい思い出になった。


山頂での記念写真、うさぎポーズ

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