石黒山

2001年6月17日、単独

コースタイム
5:00新潟市発=7:18登山口着7:30発−7:55石黒沢第1徒渉地点通過
−8:22石黒沢第2徒渉地点着8:28発−9:06見晴しの松着9:12発−9
:38避難小屋通過−9:45石黒山山頂着10:00発−10:26見晴しの松着
10:31発−10:51石黒沢第2徒渉地点通過−11:08石黒沢第1徒渉地点通
過−11:30登山口着=朝日まほろば温泉=15:30新潟市着

梅雨の最中の山行となるので、前日の天気予報を見て登る山を決めた。
いくつか候補を絞り、それぞれの地域のポイント予報を見て、朝日村のポイント予報
が一日中晴れマークだったので、石黒山に行くことにした。

早朝新潟市の自宅を出発、朝日村の登山口を目指す。
新潟市上空は雲に覆われている。
飯豊連峰は雲に隠れているが、朝日連峰は朝焼けの中に姿を見せている。天気予報通
りのようだ。
朝日村に入り朝日スーパー林道を目指して進むと、鷲ケ巣山が堂々たる容姿を見せて
いた。目指す石黒山はどの山かは分からない。
朝日スーパー林道に入る頃にはそれまで晴れていた天気が変り出し、周囲の山々は雲
に覆われてきた。
しばらくして登山口に着いた。登山口までは舗装されていた。
登山口は立派な看板と、朝日村郷土の森の看板があり、10台以上とめられる駐車ス
ペースが有った。

ブナ林の中の登山道に一歩踏み入れるとすぐに尾根に向かうハイキングコースを右に
分けて、登山道は石黒沢沿いに進んでいく。
トチ、ミズナラの大木をまじえた気持ちのいいブナ林だ。
30分近く歩いて石黒沢の右岸に徒渉した。水量は多いが飛び石伝いに難なく渡ること
が出来た。しかし、雨が降った後などは渡り難いだろう。
沢を渡ると急登が始まった。
そしてやや緩やかになると、丸木を渡してある沢を渡り、再び石黒沢を渡った。
セミの鳴き声が林の中に響き渡る。夏山の様相だ。
しかし、尾根上の道と違い、展望がない。ただ、もくもくと歩くのみだ。
標高750m付近の崖を回り込むように登ると、展望が開けた。
見晴しの松という場所だ。
開けた方向には朝日連峰が見えるのであろうが、あいにく雲の中に隠れている。
そこから少しのところに池があった。
782mの標高点で小さな尾根の上に出るが、登山道上に巨大な動物の糞があった。
おそらく熊のものだろう。
その先は再び急な登りになる。
登り切ったところで近くに動物の気配がした。先ほどの糞のぬしか?
「おーい」と叫んでこちらの存在を示すと逃げていった。どうやら猿の群れのよう
だった。
緩やかな坂を登りきると避難小屋が現れた。
三角形の避難小屋は屋根のトタンがはがれ使用不能になっていた。
その先はやや痩せた尾根になり、三角点の標石を過ぎた先で登山道は終わっていた。
山頂は6帖ほどの広さに刈られてあった。すぐ側の円吾山と鹿森山とその向こうに村
上市街が見えるだけで、期待していた飯豊、朝日の大展望は雲に隠れて見えなかっ
た。
時間が早かったので昼食にせず、ビールを飲んだだけで下山の途についた。
下山途中登山者は2パーティーだけすれ違った。静かな山だった。
朝日まほろば温泉で入浴と食事をして新潟に戻ってきた。

新潟県下越の山の目次へ戻る

ホームへ戻る

inserted by FC2 system