八海山

阿寺山経由、入道岳

コースタイム
3:30新潟市発=5:15広堀登山口着5:30発−5:55竜神碑通過−6:2
2蛇食清水着6:30発−8:05阿寺山着8:15発−8:40神生池通過−9:
20五竜岳着9:25発−9:48入道岳着10:40発−10:56五竜岳通過−
11:25神生池着11:35発−11:58阿寺山着12:13発−13:10蛇
食清水着13:20発−13:35竜神碑着13:40発−14:00広堀登山口着
=八海山パークホテル入浴=16:30新潟市着

八海山は越後を代表する名山の一つである。
その容姿、歴史、地元との関わりどれをとっても名山の資格十分である。
深田久弥は日本百名山に魚沼三山(越後三山)を代表して駒ヶ岳を挙げているが、そ
の文書を見ると、大半は八海山の紹介に行数を裂いている。

前々週に越後三山縦走に出かけた女性登山者が行方不明になり、前週に捜索を打ち
切ったと言う情報を聞いた。
私は捜索に協力とまでは行かないが、ホームページで情報を呼びかけている以上、一
回現地へ行かねばという焦燥に駆られ、この日別の予定もあったのだが、急遽八海山
へ行くことにした。
越後三山縦走路の最大の難所は中ノ岳と八海山の間のキレットである。
この難所を越えて何らかの理由でエスケープするとしたら、阿寺道が妥当だ。
警察などもこのルートは当然捜索しただろうが、何か見つかるかもしれないと思い、
このルートを歩くことにした。
当然、単独では何も出来ない、もし何か見つけたとしても、警察に連絡するつもりで
ある。

広堀登山口より歩き始める。
最初は沢沿いの緩やかな道だ。
竜神碑を過ぎると登りがきつくなり始める。ところどころゴーロ状の所があるが、赤
ペンキで矢印があり、迷う所はない。
蛇食清水は冷たく水量の多い水場だ。この水場が最後の水場となる。
ここを過ぎるとブナ林の中の急登が始まる。
昨年秋に下山にこのルートを使ったときに見つけた「注意、女心と山の空」の看板は
今年も健在だった。
ブナ林を抜け、勾配も少し緩やかになってもなかなか阿寺山に近づかない。
樹林帯の中の登りなので現在地が分からない。おまけに少々頭痛気味で体調は今一つ
だ。
阿寺山で尾根の上に出る。三角点は登山道の南側のピークにあるが道はなく、藪こぎ
までして行く元気も無い。辛ければここで下山とも考えたが、思ったより早く着いた
ので、とりあえず五竜岳を目指して歩き始めた。
この道は進行方向に八海山の入道岳が三角に尖って見え、道中は池塘や湿原が美し
い。気分の良い尾根道だ。
緩く下った後、緩やかなアップダウンを交えて登っていった。
小屋の荷揚げかヘリが頻繁に千本桧小屋を往復している。オカメノゾキ方向は薮刈り
の方達の草刈り機の音が響いている。
五竜岳には薮刈りしている地元山岳会の方々の荷物とテントが置いてあった。
人は誰もいない。みな作業に出ているのだろう。
相変わらず頭が痛いが、ここまで来て八海山の最高峰入道岳を諦めるのは惜しい。最
後の急登を登り始めた。
それまで晴れていたが、山頂に着いた途端、ガスに覆われた。
日陰が無く、体調が悪いのでかえってラッキーだった。
しかし、食欲が無い。
ビールはレギュラー1本飲めたが、ラーメンは半分も食べられなかった。しばらく休
んでいると、屏風道を登ってきた3人のパーティーが登ってきた。
この夏はゴンドラが工事中で使えないので、登山者は少ない。
遭難のことをいろいろ話した。
下りは体の振動がきついので余計頭が痛くなる。
下り始めてすぐ、登山道脇にカモシカに出くわした。あまりにも近くにいたので驚い
て声を上げたら、カモシカも驚いて逃げていった。
五竜岳より阿寺道に入る。途中で地元山岳会の方に会った。遭難者の捜索は前週で打
ち切り、この日は若干の薮刈りと荷揚げしたものを降ろす作業をしていたそうだ。
阿寺山で木陰に入って少し横になった。ここから先はほぼ樹林帯の日陰の道だ。
蛇食清水で冷たい水を飲み、頭から水をかぶったら、少し気分が良くなった。
ここからは時々日向も歩くことになる。所々の沢の水で顔を洗ったり、頭にかけたり
しながら戻ってきた。
結局は何も手がかりを見つけられず、捜索の助けになることは出来なかった。


ぶなの木に打ち付けてあった看板


神生池と八海山

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