苗場山

2001年10月7日、とんとんツアー13名

コースタイム
6:40和田小屋前発−7:38下ノ芝着7:48発−8:17中ノ芝着8:23発
−8:45小松原分岐着8:52発−9:05神楽ケ峰通過−9:20雷清水−10
:20苗場山頂着13:45発−(再度山頂に戻る)−14:55神楽ケ峰着15:
05発−15:55下ノ芝着16:03発−16:53和田小屋前着=街道の湯(解
散)

楽しい山のホームページを公開しているとんとんさんが、そのホームページで
苗場山に行く計画を立て、メンバーを募集していた。
苗場山は過去に二度登っていたが、参加のメンバーを見て、一度お目にかかってみた
い人が何人かいたので参加させてもらう事にした。

前日午後3時頃、登山口の和田小屋に着いた。
ここはかぐらスキー場の真っ只中である。
駐車場に駐車料金1000円と立て札が有った。
和田小屋に駐車料金を払いに行き、ついでにテントを張りたいと申し出ると、「ここ
は幕営指定地ではありません、山頂なら張れますよ。」との事だった。
翌日ここで待ち合わせをしているので、ここで張りたいと再度申し入れ、何とか張ら
せてもらった。
幕営料として1000円払った。
一人の場合、山の夜は長い、7時頃さっさと寝てしまった。

当日は朝4時に起き、早めの朝食を済ませ、テントをしまい、いつも集合時間より早
めに集まるメンバーを待った。
案の定、6時半集合の所、6時過ぎにはほぼ全員が揃った。
山頂での宴会用の豚汁の材料や鍋を分担して担ぎ、記念写真を撮って歩き出した。
周囲は分厚いガスに覆われて景色は見えないが、色づいた木の葉を見るにはこちらの
方がいいかもしれない。
4年前にこのコースを歩いたとき、泥道で難渋した記憶から、この日は長靴を履いて
きていた。
相変わらずとんとんさんは口が忙しい。先行して歩いていると、後ろからの笑い声で
距離がつかめるといった感じだ。
紅葉は盛りだったが、例年のような鮮やかさがないような気がした。
登山道は所々スキー場のゲレンデを横切ったり、リフトを見たりしながら進んで行
く。山の中で見ると興ざめしてしまう場面だ。
私とは今回初対面のヒロタンやがよちゃんが、さくらさんやとんとんさんと絶妙なや
り取りをしながら登っていく。
マークさんは写真を撮りながら行くとの事で常に先行して歩いていった。
私はうすゆきさんやえんじぇるんさんと、その後を歩くが、後続との距離が広がらな
いように、所々で立ち止まりながら歩いていた。
1時間ほどで下ノ芝に着き。小休止。
そして、中ノ芝でも小休止した。
晴れていればこのあたりから谷川連峰の眺めが見える所だが、相変わらずのガスの中
だ。とんとんさんは晴れ女を自称していたが、この日ばかりは神通力は発揮できな
かったようだ。
それにしても沢山の登山者だ。下ノ芝、中ノ芝、上ノ芝の各休憩所は人で埋まってい
た。
稜線に出ると小松原湿原から来る登山道と合わさる。
そして、すぐの所に股すり岩という小さな岩場が有り、はしごが掛けられていた。
先行している登山者が順番に降りて行く、しかし、上から見るとはしごのない所の方
が歩きやすそうなので、そこを降りた。
歩きなれている人ならはしごのない所の方が歩きやすいだろう。
神楽ケ峰はそのまま通過した。
ここから一旦下る。
鞍部手前に雷清水が有る。豚汁用の水を補給した。
このあたりから少しずつガスが晴れ始めてきた。
鞍部を過ぎると最後の急坂が雲尾坂だ。
急登になってもとんとんさんの口はまだ動く、どうやら山に強くなったようだ。
そして、他のメンバーもしゃべりながら登っていく、そして、多くの登山者を追い越
す。
しゃべりながらなかなかのペースで急登を登るとは、このメンバーも随分パワーアッ
プしたようだ。
急登を登り終えると一面に大湿原が広がった。
ガスも晴れたので隅まで見渡せる。
黄金に色づいた草に緑の笹とオオシラビソの木が彩りを添え、鏡をちりばめたよう池
塘が輝いていた。
周囲の山は相変わらずガスの中だったが、この湿原が見えただけでも苗場に来た甲斐
が有る。
三角点のある山頂に行くと、小赤沢から登ってきた桃ちゃんのパパに出会えた。彼は
風邪をひいて体調が悪い中登ってきたようだ。
例のごとくおばかポーズで記念写真を撮った後、湿原が見渡せる所で宴会が始まっ
た。
宴会も終わりに差し掛かった頃、小松原から登ってきたtakuさんが加わった。
takuさんも加えてもう一度記念写真を撮るべく山頂に行ったが、がよちゃんが見
当たらない。
手分けして探すが、山頂付近にはいないようだ。
記念写真を撮った後、マークさんとうすゆきさんが先行して下っていった。
私は最後尾に付いた。
鞍部手前で先行するメンバーからいないとの合図が有った。
ひょっとして山頂で待っているのかもと思い、他のメンバーに雷清水で待つように伝
えて、早足で山頂に戻ってみた。
山頂にも、昼食を摂った所にもがよちゃんの姿は見えなかった。
再び早足で往路を戻った。
結局、がよちゃんは我々がもう一度記念写真を撮った事を知らずに、昼食を摂った場
所から最後に出て、先に下ったと思い込んで下っていったようだ。
登山口も近い所で一旦下って登り返してきた彼女に再会できた。
最後にハプニングは有ったが、久々の大人数でのお楽しみ登山を十分満喫した日だっ
た。

この日は湯沢中央公園でテントを張る予定だったが、公園のトイレは夜は施錠してい
て使えなかった。
結局、国道沿いの湯沢道路ステーションに幕営したが、車の音がうるさくて熟睡でき
なかった。

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