高立山

2001年10月13日、単独

コースタイム
7:30新潟市発=8:12大沢公園発−8:50大平山−9:05高立山着9:1
1発−9:15不動尊通過−9:20五泉側登山口通過−9:49林道分岐通過−9
:55護摩堂山登山口通過−10:20大沢公園着=小須戸温泉花の湯=11:40
新潟市着

新津市の背後より、越後平野に半島のように突き出ている丘陵地帯が有る。
標高200m前後の丘が連なっている。
その中で護摩堂山や菩提寺山、高立山には遊歩道が整備されている。
護摩堂山と菩提寺山は以前行った事が有るので、この日は高立山に登る事にした。
2週間ほど前から腰痛を患っており、その中で先週湯沢でテントを張って周囲の山々
を登っていたら、痛みがひどくなってしまった。
医者にかかって数日自宅で療養していたら、大分良くなったのでまた山に行きたく
なった。
しかし、いきなり高い山では腰が持つか心配なので、長い登りの無い山という事で高
立山を選んだ。

2万5千図には登山道の記載が無い、岡本さんのホームページのレポートを頼りに、
登山口の小須戸町の大沢公園に向った。
大沢公園の駐車スペースに車を置いて、小川の上にかかる吊り橋を渡る所からスター
トだ。
対岸に移り、公園を横切って目の前の尾根の左端にある階段を上っていった。
階段はすぐ終わり、やや急な坂が続いた。
道ははっきりしているがズボンのすそを低木の葉がこする。
同じ新津丘陵でも護摩堂山や菩提寺山の登山道とは様相が違っていた。
周囲は杉林だが、林床に椿などの低木が生い茂っている。
所々道を示す為のロープが張ってあり、迷う所はない。
坂を登りきった所に標石が有り、地形図に三角点のある大平山かと思ったが、近くの
木に「高立山→」の標識が有り、変に思い地形図を確認した。
コンパスもあったが、昔ボーイスカウトで習った時計を使って方位を知る方法で方位
を確認したら、どうやら私は西東を間違えて歩いていた事が分かった。
周囲はどれも同じような山に見え、谷が複雑に入り組んでいるので、方向感覚が狂っ
てしまう。
現在地がはっきりした所で、高立山に向って歩き出した。
途中、寄り道して地形図上の278.5mの三角点によってみた。
高立山へ向う尾根の分岐を曲がらずに、真っ直ぐ伸びた踏み跡をたどると三角点は
有った。
山の名前は大平山というが、地形図にも山名の表示はなく、現地にも看板などはな
かった。
三角点を確認した所で元に戻り、高立山を目指した。
高立山には小屋や標石などが有り、山頂らしい雰囲気になっていた。
五泉方面の景色が望まれたが、菅名岳などの山々は霞んで見えなかった。
小屋に入ってみた。
小屋の中は薪ストーブが有り、薪が周りに積んであった。冬はきっと暖かいだろう。
下山は往路を戻ってもいいのだが、丘陵を横断する林道を通って帰ろうと思い、五泉
側に下った。
道がつづら折れになった所に小屋が有り、覗いてみると、奥の岩壁に不動尊が祭って
あった。
すぐに林道に出た。
この林道は地形図に実線で示されている道と違う事は、周囲の状況から判断できる。
五泉と反対側に歩けば元に戻るだろうと歩き始めた。
枝道が何個所か有り、大きな分岐も有ったが、高立山を巻くように進めば良いと判断
し、そのように進んで行った。
途中標識が有り、護摩堂山へ通じる登山道が有った。ツナギガヤ自生地を経由して護
摩堂山に続くようだ。よってみようとも考えたが、数日家でごろごろしていた体には
少々疲れが出ていたので、寄らずに大沢公園を目指した。
案外時間がかかって大沢公園に戻ってきた。
小須戸の花の湯で汗を流し、体を温めて帰った。
明日はもう少し高い山に登って見ようと思う。

*時計を利用して方位を確認する方法・・・時計の短針の先に鉛筆などを立てて、そ
の影と短針が重なるようにします。その時計の12時と短針の中間が南になります。
但し、標準時子午線とずれているはずなので、その分偏差が有るという事は頭に入れ
なければなりません。
本日急に少年時代の事を思い出して、山中でやってみました。

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