櫛形山脈北部縦走

鳥坂山、櫛形山

2001年10月16日、単独

コースタイム
6:30新潟市発=8:00櫛形山関沢林道ゲート着8:10発(自転車)8:42
宮ノ入コース登山口着8:48発−9:15鳥坂城跡(白鳥山)着9:18発−9:
30電波塔通過−9:46鳥坂山着9:55発−10:05ユズリハの峰通過−10
:23黒中山通過−10:30板入峰通過−10:50中沢三等三角点(羽黒山)着
10:55発−11:29飯角分岐通過−11:53櫛形山着12:41発−12:
55林道出口通過−13:10林道ゲート着=自転車回収=新発田温泉あやめの湯=
15:00新潟市着

櫛形山脈は越後平野北部の中条町の東側に海岸線と平行して走っている小さな山塊で
ある。
地形図上に山脈と表記してあるが南北14キロの小さな山脈だ。
山脈上をハイキングコースが整備されているが、この日はその北半分、鳥坂山から山
脈最高峰の櫛形山までを縦走する事にした。
登山口にある櫛形山脈縦走の案内看板は、中条町が立てた為なのか、この北半分の
コースを持って山脈縦走としているようだ。

まずは、下山予定の中条町関沢の奥の林道終点に車を置いた。
ここから登山口の宮ノ入コース登山口までは自転車で移動した。
最初は下りで快調に飛ばせたが、国道に出ると平坦になる。普段自転車などほとんど
乗らないので、平坦な道をこいでいるだけで腿が張ってしまった。
警察署のある交差点を右折し、羽黒集落の中で鳥坂の森の案内板にしたがって左折、
田んぼの中に出るとやがて宮ノ入コースの看板がある登山口に着いた。周囲は駐車ス
ペースはないようなので、車で来るときはこの登山口は使えないだろう。
自転車を置いて歩き出した。
笹薮を刈り払った道がしばらく続いた。その後、階段のある急な坂になった。
つづら折れ状に登っていく。
尾根の上に出た所にベンチが有ったが休まずにそのまま登り続けた。
屋根の付いた展望台のある鳥坂城跡に着いた。山の名前は白鳥山、中条町方向の展望
が開けている。
城跡の説明を読んで、写真を撮ってそのまま歩き出した。
城跡らしく、空壕跡がいくつか有った。
大きな電波塔のあるピークは車道が有った。平日の為か作業員が作業をしていた。
一旦下って登り返すと、鳥坂山だ。山の名前を示す大きな標柱と展望を書いた円盤が
設置してあった。円盤は道の名前と川の名前だけの表記で、周囲の山々の名前は書か
れていなかった。
それから、ユズリハの峰、黒中峰、板入峰と緩やかにアップダウンを繰り返した。常
に樹林帯の中の道で、日ざしがあたらずに歩けるが、クモが巣に時折まとわりつくの
には閉口した。
三等三角点のある羽黒山(点名は中沢)手前で東側が伐採されていて展望が開けた。
えぶり差岳から枯松山、大境山の稜線が曇り空に浮かんで見えた。
三角点を過ぎると伐採地は終わり、再び樹林の中に入っていった。
小さなアップダウンを繰り返しながら登りが多くなっていく。
周囲にブナ林が広がりだすと、最高峰櫛形山はもうすぐだ。
ブナ林の登りを登り切ると、看板とベンチの有る櫛形山に着いた。
曇り空の上、遠くが霞んで見えにくいが、飯豊連峰や二王子岳、光兎山などの展望が
広がっていた。
以前積雪期に来ているので櫛形山は2回目だ。登山者が2名休んでいた。
ベンチに腰を掛け、持ってきたビールでひとり乾杯した。景色を堪能し、ラーメンを
食べ、ベンチで昼寝した。
充分休憩した後で出発。
相変わらずブナ林が気持ちいい。
大峰山への分岐で南半分の主稜線に目をやった。
ここから先は下りが主体とはいえ、大峰山まではまだ遠かった。
関沢へ下山するコースに入った。
ブナ林はやがて杉林に変わり、林道に出た。
林道歩き少しで、車止めのゲート前においてある我が車の所に帰ってきた。
宮ノ入コース登山口に置いてある。自転車を回収して、帰りに新発田温泉あやめの湯
で汗を流した。
小さい山脈では有るが、歩くとなかなか手応えのあるコースだと思った。

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