角田山

2001年10月25日、単独

コースタイム
10:17角田浜発−(灯台コース)−11:16五ケ峠分岐通過−11:28山頂
着12:07発−(桜尾根)−12:52角田浜着

角田山は新潟の山の中で、最も多くの人たちに親しまれている山でしなかろうか。特
に春の訪れを告げる雪割草の時期は多くのハイカーで賑わっている。
登山道も八方から整備され、ガイドに載っていないコースも沢山有るようだ。
今回は角田浜をベースに灯台コースを登り、下山はガイドには載っていないが、桜尾
根を下山する事にした。

灯台コースの登山口は波打ち際である。一般登山道が波打ち際から始まるのは全国で
も珍しいであろう。
まずは角田岬灯台へ続く階段の登りだ。
灯台を過ぎると展望の良い尾根道が続く。道は階段をまじえながら登っていく。青い
空と青い海、沖に浮かぶ佐渡が奇麗だ。
登りながら、私はなぜ山に登るのだろう。なんて考えてしまった。以前は山岳を崇拝
する日本人の祖先の魂が、山へ駆り立てるのだという理由を付けていた。
でも、今は社会の為と思ってやってきた仕事を失い、こうやって山に登る自分はわが
ままなやつだと考えてしまう。
そんな事を考えているうちに、五ケ峠との分岐点に着いてしまった。
道標に従い、山頂を目指す。
三望平の展望台をすぎ、広い山頂に到着した。
山頂は初老ハイカーで賑わっていた。特に女性が目立つ。
平日ゆえ静かな山を想像していたが、さすがに角田山だ。
人の居ない木陰に陣取り、ラーメンを食べた。眠気をもようしたので小屋に入って昼
寝をしようとしたが、外が賑やかで眠れない。そのうち、小屋にも人が入ってきたの
で、昼寝は諦めて下山した。
往路を少し戻り、道標の無い分岐点より尾根の上にある道を下山した。
ここが桜尾根であろうか、道標が整備されていると思ったので、分からない。
とにかく、しっかりした道だ、角田浜付近に下れるだろう。
しばらくすると分岐があった。道標はない、右の方がしっかり踏まれているので、右
に進路を取った。
また分岐があった。今度は左の方が浜の方へ向っているので、左に進路を取った。
そして、また分岐があった。これは明らかに右が正解だ。左の方が不明瞭だ。
しかし、少し行ってから戻って不明瞭の方に入った。少し冒険したくなった。
その道は岩場の上で行き止まりだった。
おそらく、この岩場は訓練用に良く使われている岩場だろう。機会があったら私も練
習に来たいと思った。
正規の道に戻って下った。
道は角田浜に戻ってきた。
この山は、適度に汗をかくにはちょうどいい山である。

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