焼峰山(途中撤退)

2001年12月16日、豊栄山岳会がんばり登山、総勢14名

コースタイム
8:02滝谷下越農村婦人の家発=8:27登山口着8:30発-10:07ウグイス平着 10:15発-11:45清水釜着13:35発-14:50登山口通過-15:15下越農 村婦人の家着

私の所属する豊栄山岳会は毎年12月に新人歓迎会兼ねて忘年会を開催する。
今年も昨年同様新発田市滝谷の下越農村婦人の家にて一泊にて開催された。
そして、翌日はがんばり登山と称してラッセル登山を行うのが恒例となっている。今 年は焼峰山に登ることになった。
登山前日は深夜まで飲み、大広間にシュラフに入って寝たが、いびきをかく人がい て、十分な睡眠をとることが出来なかった。
登山当日、体調は万全ではないが皆で楽しんだ結果なので心の状態は最高だ。
忘年会会場となった下越農村婦人の家からそのまま登山口に向かって歩き出した。
滝谷の集落を抜けると除雪は終了し林道を歩く。前日のトレースが続いていた。
総勢14名の大部隊だ。
登山口で一息入れた後、登山道に入っていった。 トレースはまだ続いていてもぐることはない。
登山口から30分くらい歩いたところで、先頭を歩いていたT氏の指示で全員わかん を装着した。しかし、トレースはまだ続く。
私がトップになったところでトレースはなくなった。広い傾斜の杉林で道がよく分か らないが、要所要所に赤布がありそれを目安に進んでいった。
わかんを付けて脛ぐらいのラッセルになった。 先頭を交代しながら進んでいく。
杉林の中は積雪が少なくあまりもぐらないが、落葉 樹林帯に出ると、積雪が多くなるという繰り返しで登っていった。 一応帰路確保のためのオレンジ布を所々に付けて行った。
ウグイス平で尾根上に出る。 768m 地点までは急な登りが続く、常に膝上までのラッセルが続き、所々全身を 使ってのラッセルとなった。
先頭は大変だが、後続は歩くペースが遅いので寒くて仕 方がない。人数が多いのだから短い間隔でトップを交代すればよいのだが、ラッセル が楽しいのか、なかなか交代しない。
急登が一段落するとやせた尾根の通過になった。小さい雪庇も出来ていた。面白がっ て足で蹴って雪庇を落とす。
そして、再び急な登りになってきた。登りが急になるとなかなか進まない。ラッセル の深さが深くなるからだ。 あらかじめリーダーから12時で前進停止の指示が出ていたので、清水釜で終わりと いう感じになっていた。
12時少し前に清水釜に到着。前進を停止することになった。 清水釜には湧き水が出ているが、水の流れるところは雪が解けて地面が出ていた。
用意してきたテント2張りを張って昼食となった。 冬山の場合山頂に立たなくても、別段悔しいとは思わない。パーティーの力を結集し てラッセルを交代して登ることそのものに意義があるからだろう。
会の装備として新しく購入した6人用テントを張った。なかなか快適だ。 テントの中は暖かく、別天地だ。
ゆっくり休んだ後、テントを撤収し、記念写真を撮って下山を開始した。
雪山は下りは早い。登りの苦労がうそのようだ。
しかし、この時は少々酔いすぎたT氏の足元がふらつき、ゆっくりしたペースでの下 山となった。 どうやらふうた氏の持ってきた酒で酔ったようである。私も経験したことがあるので 人のことを笑えない。
それでも登山口まで一気に下った。
車の止めてある下越農村婦人の家まで戻り、月岡温泉美人の泉で体を温めて解散と なった。 今年のがんばり登山はちょうどよく雪が積もってくれたため、楽しいラッセルを経験 することが出来た。



<やせ尾根の通過>

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