守門岳(途中撤退)

2001年12月24日、てくてくの会メンバー9名

コースタイム
8:30 関越国際大原スキー場リフト乗り場発-(リフト)-9:06リフト終点発-1 1:55藤平山分岐(田小屋尾根)着14:10発-15:25リフト終点着-15:5 0リフト乗り場着

守門岳は越後の名山である。
今年この山には何度か足を運んだ。3月上旬の厳冬期、4月下旬の残雪期、10月に 廃道になったルートからの登山。それぞれ違った魅力を与えてくれた山だ。
そして、たまたま天皇誕生日の振り替え休日としてクリスマスイブの日が休みになっ た今年、ホームページを通じて付き合っているメンバーと守門に行くことになった。
6時に中之島見附ICに集合をかけておいた。 路面が凍結していた。
2台の車に分乗して、今回の登山口の入広瀬村大白川を目指した。
辺りが明るくなってくると、真っ白い守門岳が現われた。最高の天気である。
大白川でメンバーの一人の龍の民宿に立ち寄ってお茶をいただいた。 8時半リフト始動との事だったが、行けばすぐ乗れるとの事だったので早めにスキー 場ヘ向かった。
今回は大原スキー場をリフトで登り、リフト終点からの尾根を登る計 画だ。
スキー場駐車場で共同装備を分担したり、リフト券を買ったりしているうちに、リフ ト始動時間の8時半になった。
とんとん以外のメンバーはスキーの経験があるのでリフトは乗りなれていたが、とん とんはリフトは初めてだったようだ。いい経験をしただろう。
リフト終点からは白くなった越後の山々の大展望が広がっていた。 まずは私が先頭に立ってブナ林の中に入って行った。ここには夏道は無い。雪が少な ければ別ルートを考えていたが、その心配は無さそうだ。
ワカンを付けて膝までのラッセルだ。すぐに息が上がり鞍部付近で交代した。
今回は雪山初心者が何人かいる。ラッセル楽しさを経験させようと思っていた。 尾根が広いところは念のため下山の目印になるオレンジ布を木に付けていった。
私のワカンは紐が切れていて、それを自分で補修していたが、その紐が歩いているう ちにずれて何度も縛りなおした。 何度目かの時、持って来ていたビニール紐で補修しなおしたらその後は解けなくなっ たが、皆に迷惑をかけてしまった。
登るにつれて展望も広がってきた。雪山初心者の皆さんもラッセルを楽しんだよう だ。 しかし、さすがに地元の龍さんは歩きなれているのか身が軽いのかあまりもぐらずに どんどん登る。
彼の後で2番手についても私は体重があるのか歩くのが下手なのか、再びラッセルし て付いていかなくてはいけない状況だ。
後半の急斜面の登りは雪山になれているメンバーだけで交代でトップを務めながら 登っていった。初心者たちは後ろから歩いてもなかなか足元が滑って登れないよう だ。
何とか目標としていた田小屋尾根上に着いた。
テントを張って付近の木にクリスマスツリーの飾りつけをした後、皆で雪山の絶景を 堪能した。 この時期の新潟の山とは思えないすばらしい天気のもとで、大展望を満喫した。
テントを張って宴会開始。クリスマスにふさわしくケーキを食べてシャンパンを飲ん だ。外の木にはクリスマスツリー、この歳なってこんな風にクリスマスを楽しむとは 思いもよらなかった。
ほろ酔い気分になったところで下山開始。まだ冬至を過ぎたばかりで日は短いゆっく りはしていられない。
下山は足の早い組と遅い組と2班に分かれてしまった。私は一応リーダーとして最後 尾に付いた。
オレンジ布を回収しながらスキー場まで降りてきた。 あとは安全なスキー場内、スキーヤーに迷惑をかけないようゲレンデの端を歩いて下 山した。
下山後守門を振り返ると、空には雲が出始めていた。どうやらちょうどいいタイミン グで山に登ったようである。
地元の龍さんと別れて寿和温泉で体を温めて帰途に着いた。
真っ青なな空と真っ白な山。これだから雪山はやめられないのだ。

<登りついた所から見た浅草岳>

<守門岳の山頂を眺める、右下にクリスマスツリーがある>

<クリスマスツリーの前で記念写真>

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