宝珠山(途中撤退)

2002年1月7日、単独

コースタイム
6:30新潟市発=8:00取上着8:40発=9:00赤松山口着9:05発-9: 53鉄塔通過-10:45赤松城山通過-12:00 480m峰着12:15発-12 :35赤松城山通過-12:50鉄塔通過-13:07登山口着=宝珠温泉=14:40 新潟市着

宝珠山は五頭連峰が阿賀野川に落ち込む前にある連峰南端の山で、手軽なハイキング の山として親しまれている。
当初この日は三川村の黒山に行く予定だった。
しかし、黒山のの登山口の取上集落のバス停裏の駐車スペースは除雪が十分でなく、 FFの軽自動車で突っ込んだら身動きが出来なくなってしまい。脱出するのに40分も かかってしまった。
こんなところに車を置くわけには行かない。除雪車が通って雪の壁でも作られたら出 るに出られない。
黒山は雪が解ける時期まであきらめて、宝珠山に変更することにした。
最初草水口より登ろうと、登山口のコインレストランの駐車場に車を入れたが、また 駐車場真ん中で立ち往生してしまい。結局、赤松山口に回った。
早く就職して、4WDのいい車が欲しいものである。
登山口近くの道幅の広いところで路肩に車を寄せて駐車した。この部分は除雪車は通 り過ぎたようである。晴れているからもう除雪車は来ないだろう。
歩き出すとトレースはうっすらとあったが、それもやがて消えた。 この土日に登山者がいたとしても、雪で消えたのだろう。
松林を抜け、かしの森付近でわかんを装着した。 このあたりでわかんを履いて脛ぐらいまでもぐる。 この時までは宝珠山くらい独りラッセルでも登れるとたかをくくっていた。
送電線の鉄塔が近くなると常に膝ぐらいのラッセルになった。時折腿くらいまでも ぐった。雪は湿って重たい、勢いでラッセルできない。
雪の重みで木の枝が垂れ下がり、道をふさいでいる。時折スボッともぐる。 ペースはなかなか上がらない。
木々の間から周囲の景色が見える。冬の晴れ間、気持ちがいい。
交代要員がいないので、疲れないようにゆっくりしたペースで進むしかなかった。
赤松城山を過ぎた時、12時まで進んで撤退しようと決めた。 せめて宝珠山の隣のヤタガラ山までは行きたいと思った。
その先の上りは膝上から腰までのラッセルになった。雪は相変わらず重い。
予定していた12時になった。ヤタガラ山までもとても及ばなかった。 やはり、低山とはいえ大雪の後の単独ラッセルは厳しいものがあったようだ。
3時間の単独ラッセルで足にも少々疲れが出てきた。 風の当たらないところまで戻り、昼食を食べて下山に移った。
3時間かけて登った道を1時間足らずで一気に降りた。
越後の冬山は低山でも甘く見れないと痛感した山行になった。


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