俎倉山(途中撤退)

鳥越林道山スキー

2002年1月26日、単独

コースタイム
6:50新潟市発=8:22東赤谷発-10:23鳥越通過-10:55お京平付近着11:40発-12:00鳥越着12:08発-13:48東赤谷着=新発田温泉あやめの湯=16:00新潟市着

正月に燕岳に一緒に行った山仲間のヒロタンから山スキーを借りていた。
革の登山靴でのスキーに慣れようと、先週三川スキー場で練習した。スキーに乗るポジションの確認と、深雪に有効なベンディングターンの練習をし、ゲレンデでの練習を終了した。
そして、実地での練習に俎倉山を選んだ。
俎倉山を選んだ理由は、前年の3月の積雪期に登りルートが分かることと、お京平付近は傾斜がゆるいため良い練習場になるだろうと思ったからだ。

東赤谷の工場の奥の除雪終了地点に車を置いて、スキーにシールを付けて歩き出した。
天気は晴れ、今年の冬は晴れの日が多い。暖冬なのだ。
林道にはトレースがあった。すぐにそのトレースはスノーモービルの物になった。
トレースに沿って歩く。トレースの上を動物の足跡が続いている。動物もトレースを辿ったほうが歩きやすいのか。
釜ケ沢を渡ったところで右手の杉林の傾斜を登った。
鳥越林道は琴沢の登山口に入り口があるが、この斜面を登るとショートカットできるのだ。
傾斜を登り、鳥越林道に出た。
林道を歩く。トレースは全くない。時々動物の足跡が林道を横切っていた。
足元の雪はスキーを履いて足首までもぐる。
林道が大きくカーブするところをショートカットするため林道から離れた。
林道が右にカーブし、左手から沢が流入するところだ。沢は林道のすぐそばで二股になる。誰がつけたのかピンクのリボンが木についていた。
一旦スキーをはずし沢を渡り、二股の沢の間で再びスキーを履き、その斜面を登った。
ピンクのテープは短い間隔で続いていた。やはりこのコースを歩くにはこのルートなのだろう。
杉林主体の斜面だ、急な登りはあまりないが、杉の木の間隔が狭く、下りには利用できそうもない。

再び林道に出たが、そのまショートカットして、その上で再び林道に合流した。
あとは林道歩きだ。
鳥越を越えると琴沢の流域に入る。俎倉山の双耳峰が目の前に現われた。左を見ると焼峰が白く輝いていた。
鳥越を越えると林道はほぼ平らになってきた。林道終点を過ぎ、なだらかな斜面を少し登った所で前進を止めた。
お京平の目印の遭難碑は見当たらないが、もう近くだろう。
腰を下ろす場所をスキーで踏み固めたが、スキーをはずすと腿までもぐった。ワカンで登っていたらとてもここまでも登れなかっただろう。スキーの威力を見せ付けられた。
足で踏み固めた場所に座って、ラーメンを煮て食べた。
ビールを忘れてしまった。ちと悔やんだ。
昼食を終えてスキーのシールをはがして滑降開始。
練習したとおり膝を閉めて浅い弧でベンディングで2-3ターンしてみた。ベンデイングを意識しなくても、ほぼそのままの態勢で体重を外足から外足に移動しただけで、ターンができた。
しかし、気持ちよく滑れたのはここまでだった。
林道に出ると再びヒールをフリーにして歩き出した。
鳥越を過ぎた時に、これからは下りだからとヒールを固定したが、全く滑らない。結局、ヒールをフリーにして下りも歩くはめになってしまった。
ショートカットした所の下りはショートカットするわけにはいかない。林道をひたすら歩き続けた。気持ちよく滑れると思っていたが、雪が深くあてが外れてしまった。
歩いていると、靴の裏に雪が付く。まるでクライミングサポートをつけているみたいだ。時々手で取らなければならなかった。
ショートカットした部分を見てみると、私のトレースの他にトレースがあることに気づいた。だれか登っているようだ。同じことを考える人もいるようだ。
ヒールを固定してすべったところは、林道入り口の杉林の斜面だけだった。
あまり練習にならないまま、東赤谷に戻ってきた。
さて、いよいよ来週は守門に山スキーで挑戦だ。気持ちよく滑ることはできるだろうか。


鳥越付近から見た俎倉山
気持ちよく滑った部分を振り返る。左は登りのトレース。


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