樋曽山、角田山

2002年2月21日、えび太、吉田

コースタイム
7:25新潟市の自宅発=7:20角田岬駐車場着7:25発=8:05間瀬峠着8:1 3発-8:57 291m ピーク着9:07発-9:20樋曽山着9:30発-(道迷 い)-11:10五ケ峠着11:16発-12:15角田山着13:37発-14:3 8角田岬駐車場着=間瀬峠=多宝温泉「だいろの湯」=16:30自宅着

2月初めに守門で山スキーをして転倒して、運悪く木に激突して肋骨にヒビが入って しまった。それが癒えたころ、今度は自宅近くの路上で転倒して、右ひざを打撲して しまった。 そのため、失業中で毎日暇なのに2週間以上山から遠ざかっていた。
肋骨や足の痛みもほとんど無くなり、そろそろ山に復活しようと思っていたところに 山仲間のえび太さんからどこかへ行こうと誘いがあった。 それなら、傷が癒えていきなり重荷を担いでのラッセル登山じゃきついので、雪の少 ない角田山に行くことにした。
でも、せっかくだか間瀬峠から樋曽山を経由して角田山にいたれば、小さい角田山も 充分楽しめるだろうと、そちらのコースを歩くことにした。

新潟市の西のはずれにある我が家から角田山は近い。 とくに、角田浜までは信号の少ない海岸道路で一直線だ。 集合場所の角田浜の岬よりの駐車場に15分で着いてしまった。
えび太号に荷物を移して間瀬峠に向かう。 この日は朝から暖かく、沖に浮かぶ佐渡は霞がかかって見えなかった。なんとなく空 も春霞である。まだ2月なのだが、この冬は暖冬だ。
間瀬峠のスカイラインゲート前の駐車場に車を止めて歩き始めた。 峠より海の方に少し下って右手より沢が流入するところから山に入った。
踏み跡が沢 沿いに伸びていたが、それもやがて消えた。地形図には破線があるのだが、その道は 消えている。 数年前同じコースを歩いたとき、尾根の取り付きを間違えて違う尾根を登った思い出 がある。今回は地形図を片手に地形を読みながら進んだ。
沢が二股になっているところの間の小尾根を登っていった。手に持っている地形図は 一旦しまった。
尾根の上に出たところで再度地形図確認、進行方向の291mピークにえび太さんが コンパスをセットした。
名前の知らない小さい黄色い花があちこちで咲いていた。ヤブツバキのつぼみも膨ら み、雪割草の芽が沢山出ている。春は近いといった感じだ。 道は無いが藪は薄く歩きやすい。しかし、久々の山歩きで藪道の急登は足にこたえ る。
291mピークで一旦小休止した。 そこからは稜線上に薄い踏み跡が伸びていた。 踏み跡をたどって進んでいった。木々の間からは日本海が見渡せる。 しかし、くだりの場面では打撲した右膝に痛みが走った。
三角点のある樋曽山でザックをおろして小休止。そこからは踏み跡もはっきりし始め た。
ちょうど地形図の切れ目あたりのところで踏み跡が分かれており、地形図を出して現 在地を確認したが、場所を勘違いして、角海トンネルの上のの尾根の方に進んでし まった。
途中で踏み跡が無くなっておかしいと思ったが、尾根の先端付近まで歩き、シーサイ ドラインが見えて間違いに気づいた。 元来た道を戻り、正しい道を進む。
やがて急な斜面を降りて、五ケ峠に出た。 途中で早咲きの雪割草やマンサクに出会えた。 あまりの暖かさに早く咲いてしまったのだろう。

五ケ峠から角田山に向かう。ここからはしっかりした登山道だ。今迄から比べたら歩 きやすいことこの上ない。必然的にペースが上がる。
しかし、樋曽山を越えてきた足には少々きつい登りだった。 途中の東屋で小休をいれて登った。
山頂が近づくと雪が増え始めた。浦浜コースの分岐付近からは完全に雪の上の歩きに なった。 しかし、日差しが暖かく風も無いので防寒具などはいらない。手袋もはずして腕まく りしての登山になった。
三望平を過ぎると山頂はもうすぐだ。
角田山頂には多くの人が休んでいた。手軽に登れる山のため、平日でも大賑わいだ。 でも、ほとんどの方がお年寄りだ。この山の登山者の平均年齢は高い。
我々もベンチに腰掛けて昼食とした。雪でビールを冷やす。春の陽気だ。 山頂には小屋もあるのだが、外のほうが気持ちがいい。ゆっくり休んで腹いっぱい 食って。至福のひと時をすごした。やっぱり山はいい!
下山は景色のいい灯台コースを通った。 膝は痛むがストックを持っているので難なく下れた。
このコースは波打ち際まで降りられる。最後は磯の潮溜まりで靴を洗って終了だ。
私の車で間瀬峠のえび太号を回収して、岩室にある多宝温泉「だいろの湯」で暖まっ て解散となった。
2月とは思えない春の陽気の中、今シーズン初めて雪割草も見ることが出来、最高の 気分の山行となった。
早く咲きすぎてしまった雪割草 雪割草
ナツボウズ マンサクの花

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