五頭山
雪洞体験ツアー

2002年2月24日、てくてくの会11名

コースタイム
7:10出湯登山口駐車場発-8:30烏帽子岩着8:40発-10:00五ノ峰着1 0:15発-10:40一ノ峰着13:53発14:15五ノ峰着14:24発-15 :17烏帽子岩着15:30発-16:15登山口駐車場着

五頭山は四季を通じて多くの人が登る山である。 夏場は人が多すぎて登る気になれないが、冬は人がいるためトレースがあることが多 く、登りやすいのでたびたび訪れている。
今回はインターネットの山仲間の会で雪洞体験をしようと手頃な五頭山に行くことに なった。
出湯温泉の駐車場に一旦集合し、登山口の駐車場に移動した。登山口まで車道は雪が なく、難なく入ることが出来た。 ここ数日春のような暖かい日が続き、積雪はぐんと減っている。
砂郷沢沿いの道を進んだ後、一合目で沢を木橋で渡る。積雪はあるがしっかりしたト レースが伸びておりまったくもぐらない。
杉林の中の急登を登って尾根に出ると視界が開けてくる。 トレースはほぼ夏道沿いに伸びていた。
烏帽子岩で小休止、五頭山の五ノ峰、四ノ峰、三ノ峰が目前に現れた。
ここは五合目、実は今まで烏帽子岩は四合目だと思っていた。登ってくる途中、四合 目の標識が現れ、メンバーから非難をあびた。
ま、1合得したということでよいではないか。
ここからはほぼ尾根通しに歩く、トレース沿いはまったくもぐらない。気温が上がら ないのが幸いしている。
それにしても写真を撮りまくるメンバーだ。ちょっと歩いては立ち止まってカメラの シャッターを切る。きっとすばらしい山の写真が出来たことでしょう。
ほぼ予定通り登山口から3時間ほどで五ノ峰に到着した。風は弱くそれほど寒さは感 じない。
天気がいいので展望のいい一ノ峰に向かった。 一ノ峰からは三川側の景色が見えた。
御神楽岳や川内の山々の展望は見えたが、期待 していた白い飯豊連峰は雲に隠れて姿を現さなかった。
山頂直下の雪庇に雪洞を掘った。
現地に降りる時は雪庇を飛び降りて、すぐにスコップ を雪面に刺した。
足場をキックステップで固めながら歩いたいたら、次に降りてきたえび太さんは誤っ て滑落。斜度のゆるいところだったので数十メートル滑って止まったが、気をつけて もらいたいものである。
その後はベテランヒロタンが階段を作り、それを使って昇り 降りした。
その斜面でグリセードを試してみた。最初は快適だったが、所々やわらかい雪があ り、足がとられて転倒してしまった。
体をすぐ反転させて頭を上にしたらピッケルを 刺さなくても止まった。
雪洞は完全なものを作ると昼食の時間がなくなるので、ブルーシートを持ってきてい たので、半分は雪洞、半分は雪の壁を作ってブルーシートで覆うという形にした。
雪洞を作っている間に別のメンバーが雪だるまを作りに行った。 雪洞が出来ればあとは宴会の始まり。隙間風が入ってくるところに座ったメンバーは 寒そうだったが、それでも中は快適だ。
みなが持ち寄った肴に舌鼓を打ち、楽しいひ と時を過ごした。
宴会が終わった後に可愛い雪だるまの所で記念写真。
アルコールが入った体には五ノ峰までの小さなアップダウンが辛かった。
下山はピッケルを出してグリセードしながら降りようと思ったが、暖冬とはいえ雪は まだそこまで滑らない。時々尻セードをしながら下っていた。
雪洞宴会、雪だるまと雪を存分に楽しむ山行になった。
みな仕事に家庭に忙しい日々を送っていると思うが、雪と遊ぶときは童心に還るもの ですね。
可愛く出来た雪だるま 烏帽子岩から五頭山を望む

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