不動堂山

2002年4月2日、単独

コースタイム
10:40 不動堂(福田石材工場裏)発-11:12尾根取付き通過-11:53山 頂着12:13発-12:27尾根取付き通過-12:50不動堂着

菅名山塊が早出川に落ち込む前に、標高は低いながらも端正な三角形の山がある。こ れが不動堂山である。
里山に花が咲くシーズンになり、この山の花はどんなだろうと出かけてみた。
まるで初夏のような陽気の日だった。天気は晴れだが、霞がかかっている。
不動堂の集落から少しはずれたところに福田石材の工場があり、その裏が登山口だ。 林道が沢沿いに延びているが、鎖で仕切られているので車はその前に置いた。
林道を歩いていると、道の両側には白いキクザキイチゲがあちこちに咲いていた。地 形図では点線になっているところも林道が延びていた。
途中にロープで囲まれた水溜りがあり、覗いてみると蛙の卵があった。そして、その 横には水芭蕉がひとつ咲いていた。
沢の二股の所で林道は途切れ、左手の尾根に登山道が伸びていた。最初は2回ほどジ グザグと登るが、その後はずっと尾根通しの道だ。両手を広げても藪にあたらないほ ど幅広く道は刈り払われている。
道端には小さな青い花が沢山咲いていた。スミレの一種だろうか?キクザキイチゲは 相変わらずあちこちに咲いている。
「4合目、見晴らし台」という看板のところがあった。五泉市方向の展望が開けてい た。
「7.5合目」の看板の所で稜線に上がる。道の両側にはイワウチワがびっしり生え ていた。気の早い花が数輪咲いていた。
まもなく山頂に着いた。山頂からは風越山、大蔵山、三五郎山と菅名山塊の山々が白 い雪をいただいて間近に見えていた。 木の間からはマンダロク山、日倉山、日本平山、権現山、銀次郎山、白山などの川内 山塊の山々が見えていたが、遠くの山は気温が高いためか霞んでいた。
コンビニ弁当を食べて景色を堪能したあと下山にかかった。
登りは花の写真を撮りな がら歩いたのでかなりゆっくりだったが、下山は早い。
林道に出ると猿が逃げていった。見ると蛙の卵とミズバショウの咲いていた水溜りが 濁り、ミズバショウのほうが折れている。さっきの猿の仕業のようだ。
ハイカー数人にすれ違った。気軽なハイキングにはちょうど良いかもしれない。
帰路近くのミズバショウ公園に行ってみた、春休みを過ごす親子連れが沢山歩いてい た。
1輪咲いていたミズバショウ、この後猿にほうを折られた 登山道脇に咲いていた花。名前は何だろう? 山頂から風越山方向を望む

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