大境山

2002年10月13日、単独

コースタイム
8:00中田山崎発-10:15山頂着10:45発-12:10中田山崎着

飯豊連峰主脈の頼母木山より派生する尾根は、新潟県と山形県の県境をなして、北へ 伸びている。大境山はその稜線上の最大の山である。以前より私の山仲間の間ではよ く話題になっていた。しかし、私はまだ登る機会がなかった。
連休のこの日、翌日沢登りを控えているのでハードな山行はできない。そこで、前か ら気になっていた大境山に行くことにした。
国道113号線に入り山形県との県境を越えると間もなく、飯豊連峰の登山口に向か う道が分かれる。そちらを進み中田山崎というところが大境山の登山口だ。登山口に は酒屋がありいい目印になっている。
車を路肩に止めて案内板を見て歩き出すが、どこが登山道かよく分からず、登山口の 酒屋に問い合わせて歩き始めた。
最初は正面に堰堤の見えるコンクリートで固められた沢の左側の護岸の上を進み、左 から用水路が流入してくるところから上に上がって用水路沿いを進む。
道は尾根の先 端を回りこむようにして進み、小沢にぶつかるところから山手に入った。曲がり角に は立派な標柱があり迷うことはない。
小沢の二股の間の尾根に取り付いて登っていった。 道は広く刈り払われて歩きやすい。
落ち葉とどんぐりが敷き詰められた道を登る。こ の辺りはまだ紅葉は早く、木々の葉はまだ青々としていた。
右側の沢がその形状をなくしてくると、小さいヒドを横切り、登りが急になり始め た。 所々開けた場所からは飯豊連峰が見える。
稜線に出て左へ曲がり一旦下る。稜線付近から木々の葉は赤や黄色に色づき始めた。
男性2人組みを追い越す。
鞍部から874mピークは新潟県側を巻いて進んだ。途中に小沢があり冷たい水を得る ことが出来た。渇水期のこの時期でさえ豊富な水量が流れていたので、水は涸れる心 配はないだろう。
そこからは最後の登りになるが、山頂らしいところがいくつも現れ、近い割にはなか なか着かない。途中に綺麗な池塘があった。
大石川側の展望が開け、三角点のある山頂に着いた。
山頂からの展望はよく、目の前に広がる飯豊連峰。飯豊本山、烏帽子岳、梅花皮岳、 北股岳は梶川尾根の上に頭だけを出していた。そして、地神山、えぶり差岳。見事に 草紅葉しているのがこちらからもよく分かる。
振り返ると朝日連峰、蔵王連山も見渡せた。なかなか展望のいい山だ。
腹も減らないのでビールと少々のつまみを食べて下山に移った。
下りも道がはっきりしているので迷うところはない。 一気に下った。
下山後、温泉でもと思ったが、さっさと家に帰ってきた。
さわやかな秋晴れの日、気になっている山に登ることが出来て良かった。


山頂から見た飯豊連峰 山頂近くの池塘

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