米山

2002年12月22日、てくてくの会、クリスマス登山総勢12名

コースタイム
4:00新潟市発=116号経由=吉尾下見=赤坂山公園にてメンバー合流=7:35大平発-8:40広場着8:45広場発-10:08山頂着13:00発-14:00広場-14:43大平着=鯨波松島メトロポリタン(入浴)=赤坂山公園(解散)=18:30新潟市着

 米山は越後を代表する山のひとつである。その端正な姿は地元から愛されてきた。
 てくてくの会でクリスマス登山をしようということになり、米山に登ることになった。昨年のクリスマス登山同様丸いクリスマスケーキを持っての登山だ。
 当初はラッセルを楽しもうと余り人の通らない吉尾コースから登ろうと思っていた。しかし、早朝下見をしようと小杉集落まで行くと、吉尾へ通じる道は通行止めとなっており、道路に雪の山が作られていて入れなくしてあった。その先を覗くと道路には全く雪がない。仕方がない米山登山道の中でもっともポピュラーな大平コースを登ることにした。こちらのコースは毎日のように人が登っているようでトレースはあるだろうとおもわれた。

 柏崎市街はずれの赤坂山公園にてメンバーと集合した。
 前夜急遽参加を表明した浅井さんがバスに乗って来ており、私の車と浅井さんのバスにメンバー12名が分乗して大平の登山口に向かった。
 天候は曇り、この時期にして雪や雨が降らないだけいい天気だとしなければならない。
 大平の集落内の駐車場に車を止める。私はクリスマスということもあり、また、先月の金城山の時に雨具に穴があいたこともあり、昔着ていた派手なスキーウェアに着替えた。赤とオレンジの模様のウェアとオレンジ色のデモパンだ。当時は蛍光色だの派手なウエアが流行った時期であり、その中でもひときわ目立つウエアだったのだ。ただ、歩行中は暑いと思われるので、ウエアの下はTシャツ1枚だ。
 民家の脇を通り抜け、一旦林道に出る。そして、道標のある林道からの登山口にいたる。そこで、皆さん暑くて上着を脱いでいたが、私は脱げばTシャツ1枚なのでそのままで歩いた。
 やはり、スキーウェアでの登山は暑い。
 急な登りを息を切らせながら登る。とんとんの口は相変わらず絶好調だ。尾根に上がったところで一息入れて、暑くてたまらないので結局ウエアを脱いだ。
 ロマンスヒルと名づけられた広場にて休憩。しかし、日本の山にロマンスヒルなんて名前似合わないと思う。海の景色がきれいだ。
 その先の小ピークを越すともったいないくらいに下る。そして、鞍部からブナ林の中の急な登りが始まった。
 トレースのある夏道沿いに歩いてもつまらないので、途中からブナ林の中の斜面を登った。春のような硬い雪だ。硬すぎてキックステップもきつい、しかし、時々ズボッともぐる、藪が濃くなったところで結局夏道に戻った。
 ブナ林の急坂の途中に「ガンバレ岩」がある、ガンバレのガンの字だけ雪から出ていた。
 急坂を登りきると山頂は目前だ。木の小枝に小さい樹霜が付いていた。一晩分のエビの尻尾だろう。
 山頂には大きな小屋がある。下界は見渡せたが、周囲の山々は雲の中で見えなかった。米山の標柱のあるところで記念写真を撮って小屋に入った。
 久々の大人数での登山である。小屋の中での宴会はとても賑やかだった。たっぷり飲んで食って至福のひと時を過ごす。
 最後にもう一度記念写真を撮って下山の途に付いた。
 ブナ林の急坂で尻セードを楽しんだら左腕をすりむいてしまった。このHPには書いていないが、今年は結構山で怪我をした。みなかすり傷だが、反省しなくてはいけないな。
 雪道の下山は速い。登山口に着いた頃にもまだ酔いがさめていなかったのでえび太さんに運転を変わってもらった。
 松島メトロポリタンの温泉では怪我をしたところにビニールをかぶせて入浴した。
 年甲斐もなくクリスマスを口実に白い雪山ではしゃぎまくり、少年に帰った気分を味わった一日でした。(ただし、話した内容は大人の会話だったが)

*多くのガイドブックでは米山は中越の山として扱われておりますが、このホームページでは刈羽平野以西を上越の山として扱っており、米山は上越の山の目次に入れました。

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