光兎山(こうさぎさん)

2003年6月15日、豊栄市市民登山

コースタイム
8:35登山口発-9:28分岐着9:35発-10:08虚空蔵峰着10:15発-11:23雷峰着11:30発-12:20山頂着13:33発-16:18登山口着

 光兎山は関川村に入ると三角形に見える目立つ山だ。
 山頂近くに兎が後ろ足を跳ね上げた形に残雪が残り、その雪形が山名の由来だそうだ。古くから信仰の山で山頂には社が祭られている。飯豊や朝日の展望が素晴らしい山だ。
 今回の豊栄市の市民登山は、地元関川村在住の当会会員大島さんがリーダーとなってこの光兎山で行われた。

 豊栄市体育館に集合して2台のバスで登山口に向かう。天気は高曇りで飯豊も朝日も見えない。光兎山山頂からの展望は期待できそうにない。週間天気予報で数日前まで雨マークの天気予報だったのが、降らないだけでもよしとしなければならない。
 中束(なかまるけ)登山口でリーダーの大島夫妻が待っていた。5班に分かれて登山を開始する。私は5班を受け持つことになった。
 樹林帯の登山道には野鳥のさえずりが気持ちいい。道は平均的な勾配で登っていく。
 千刈からの登山道が合わさるところで小休止を取った。まるで道路標識のような道標があった。
 虚空蔵峰で次の休憩を取る。そして、緩く下って登り返した所が観音峰だ。虚空蔵峰や観音峰といった峰の名が信仰の山らしい。
 観音峰では休まずに鞍部の水場分岐で休んだ。私はひとり水を汲みに行った。水場は少し下ったところにある。ブナ林の中から湧き出るおいしい水だ。
 雷峰(いかづちみね)への登りで所々展望が開けるが、周囲の山々はよく見えない。
 雷峰は展望のいいピークで目指す光兎山の山頂はすぐそばに見える。しかし、市民の方は山頂手前の急な登りを気にしているようだった。
 そこからはヒメサユリの咲く登山道を進む。ヨ平戻しの頭を過ぎると最後の急登だ。ゆっくりゆっくりと歩を進める。
 樹林帯を抜け展望が開けると山頂だ。期待していた朝日飯豊の展望は残念ながら見ることが出来なかった。
 数名の落伍者が出て、リーダーの大島さんが付き添って雷峰で待っていると携帯に連絡が入った。
 狭い山頂は我々の団体と数名の登山者でいっぱいだ。
 山頂での食事が済んだところで、サブリーダーの丸山さんが見える山々の説明をしたが、大部分は心の目で見なければならなかった。
 アップダウンの多い登山道も下りは快適だ。樹林帯で谷から吹き上げる風は涼しくていい。
 そして、全員無事に登山口に帰ってきた。

 数人のメンバーが山頂に登れなかったが、参加した市民の皆さんは岩船の名山に登って、気持ちのいい汗をかいたことでしょう。

登山道脇にギンリョウソウが多かった。 みんながんばりました。

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