杉滝岩
2003年6月29日、寺尾さん、中澤さん、バクさん、Aさん、吉田
豊栄山岳会の岩登り技術訓練が行われた。
当初の担当リーダーだった大桃さんが直前に用事が入り、急遽寺尾さんにリーダーが変更になり、場所も会長の意向を取り入れ杉滝岩で行われた。
しかし、参加したのは私を含め会員は3名、会員外で最近意欲的なネット仲間のバクさん、そして、杉滝岩に毎週通っているという下越山岳会のAさんが加わったものの5名という人数でしかなかった。
練習するにはちょうどいい人数なのかもしれないが、岩登りの技術は大事な登山技術の基本であり、もっと多くの会員に参加して欲しかった。
あいにくの雨模様だった。
まずは寺尾さんの指導の下にハーネスを装着して練習開始。
練習開始早々下越山岳会のAさんが加わり、結局彼を講師として練習することになった。
私はスニーカーでの登攀だ。雨で濡れた岩場にスニーカーのフリクションはききづらく登り難かった。やっとの思いで登っていた。
昼食休みにAさんから細かい点の話を聞いた。私はこれまで沢登りでぶっつけ本番にてロープワークを教わり、あとは本や雑誌で知識をつけるのみであったが、カラピナの向き一つにしても安全のために法則があるのはこの時初めて知った。
雨が降り止まないので場所を変えて関川村の体育館のボードで練習することにした。
こちらはクライミングシューズでないと無理との事なので、バクさんから借りながら練習した。
トップロープでの登攀は初めての割には無難にこなしたが、リードしての登攀はヌンチャクに手が届いてもロープをかけるのにてこずり、うまくいかなかった。あとでカラピナに簡単にロープを書ける方法を教わった。
私はこれまでリードして登る場面は数えるくらいしかなかったが、カラピナをかけるときが中々苦労していたのだ。細かい点でもベテランから教わると、安全で効率のいいやり方があるのは勉強になる。
とにかく、自分の技術不足と力量不足を痛感した一日だった。かえってロープを利用した登山の経験が浅い中澤さんやバクさんの方が、上手にこなしていたように見えた。
確保する寺尾さんと登るバクさん | Aさんと中澤さん。 ボードで何度か練習していた中澤さんだが天然の岩場では苦労していた。 |
ボート初挑戦の吉田。 私は岩場よりこちらの方が難しかった。 |