日本平山(途中撤退)
2005年2月6日、単独
コースタイム
7:12谷沢発-8:10笹峠(自然の森登山口)-9:00 336.6m峰(点名大須郷)-10:45 554mピーク着(昼食)11:50発-2:00笹峠-2:25谷沢着
山スキーを新調し仲間より兼用靴をいただいたので大自然の中で試したくなった。またこの日、父が留守番してくれるというので日程のやりくりも出来た。
当初、中越方面を考えていたが、中越は大雪が降り続き、スキーを履いてラッセルになりかねない。下越も雪が降り続いていたが、下越の雪は例年並で大雪という感じではない。よって、行き先を下越に絞り込んだ。下越で山スキーとなると二王子が頭に浮かぶが冬の悪天候の二王子は恐い。会津方面も考えたが、手近で緩やかな斜面が続く日本平山に行くことにした。日本平山の山スキー山行は一度経験があるが、当時は暖冬少雪で藪がうるさくて苦労したのを覚えている。今年は当時よりも山の雪は多そうなので、快適に行けるだろうと考えていた。
谷沢集落より笹峠の県道をスキーを履いて歩き出した。以前来たときは峠付近の大須郷集落まで除雪してあったが、集落は無人になったのだろうか除雪してなかった。予定より長い距離を歩くことになり少々テンションが下がる。
1時間ほどで笹峠に着き登山道に入る。雪はクラストしていて全くもぐらない。杉林の緩やかな尾根を登っていく、尾根の分岐が多くその度に赤布を付けながら歩いた。
以前来たときは雪が少なく、時々スキーをはずして歩く場面もあったが今回はそういうことは全く無いが、藪のうるささは相変わらずだ。やはり低山での山スキーはやぶとの戦いになる。日本平山も1000mを越える山であるが、日帰りでは到底山頂まではたどり着けない。
これまでの登山靴での山スキーと違って足首の自由さがない分登りは歩きにくい。でも、斜度が全般的に緩いので不便さは感じない。
336.6mピークを越すと30m位一気に降りる。シールを付けたまま木の間をすり抜けながらの直滑降だ。
相変わらずの藪のうるさい緩斜面を登る。
杉林を抜けると一枚バーンの斜面が現れた。前回来た時はこの斜面だけ快適に滑れたのだ。ジグザグに登った。
大村杉まで行こうと考えていたが、もう登りも飽きてきた。目標を手前の554mピークに切り替えた。
554mピークで大村杉の山容が目に入った。時間的には20分くらいで行けると思うが、数分考え、やはり止める事にした。雪が降り始めたのが気分を萎えさせた。
ツェルトを張ってもぐりこみ昼食を食べる。暖かいツェルトは天国だ。体が温まると出る気が起きなくなる。
気合を入れて外に出、滑降の開始だ。
シュカブラがあるため滑りにくい。その上、木々の間も狭い。想像していただきたい。コブ斜面のこぶが柔らかく、木と木の間は1-2mの斜面を滑ることを。当然快適なターンなど出来ない。ちょっと滑っては立ち止まろうとするが低木などに板を引っ掛けて転げまくった。そういえば前回も苦労した。
小さい登り返しは開脚登行や階段登行を使うが、木と木の間が狭く思うように行かない。大きく登り返すところはシールを装着しなければならない。とても快適な滑降とは行かなかった。
苦労しながら登山口に戻ってきた。林道部分はスーッと下れるつもりでいたが斜度が緩いため歩くスキーのようだ。谷沢の家並みが見えたときはほっとしてしまった。
スキーの方はトップがちょっと引っかかる感じがする。ビンディングのポジションを微調整しなければならないか、それとも、カービングスキーとはこんなものか、それとも、私が下手なのか・・・・
もう一回くらいは大自然の中で試して見ないと分からないと思った。
こういう感じのところを滑り降りました。 (あなたは滑れますか?) |
シュカブラ(大きな風紋)も出来ています | 554mピークより見た大村杉ピーク |