荒川支流モラ沢

関川村TV塔尾根

2005年7月3日、単独

コースタイム
8:10丸山大橋公園発-8:15モラ沢出合-8:50二又-9:45 484mピーク-9:55TV塔-10:30丸山大橋公園着

 暑くなり沢登りがしたくなった。しかし、仕事をやりくりしメンバーを募るも、誰も集まらなかった。一人では厳しい沢や奥深い沢は行けない。単独でも行かれる沢を地形図より物色し、今年の2月藪山ネットの懇親登山で登った関川村TV塔尾根の484mピークに突き上げるモラ沢へ行くことにした。地形図で見る限りは距離は短いが適度に滝がありそうだ。

 丸山大橋公園に車を止めて鷹ノ巣方向に伸びる遊歩道を歩く、最初に木の橋がかかっている沢がモラ沢だ。荒川の川端にベンチがあるので行ってみた。アーチ橋の丸山大橋を見上げるには絶好のポイントだった。
 沢に入る。
 水量は少ないが巾のある沢で歩きやすい。
 水の音と小鳥のさえずりがなんとも心を癒してくれる。
 2mほどの滝を難なく越すと、F1 3段10mほどの滝が現れた。1段目2段目は簡単に上がる、3段目の落ち口がやや厳しいが大したことは無い。
 両側の山肌が立ってくるとF2が現れた。6mの滝を登るとその上にも6mの滝があった。斜めに裂けた岩の割れ目に水が流れている。どうしてこのような地形が出来上がるのか?自然の不思議さを見せ付けられた。
 裂け目の奥に入って腹ばいになって這い上がれば登れそうだが、巻くことにした。左から巻くが、落ち口までのトラバースがちょっと悪かった。
 そこから少しで二又だ。1:1の水量だ。右が本流なので右へ行く。
 登れる小滝が連続して現れた。
 やがて流れが細くなりガレっぽくなって来た。沢床に小枝が堆積し始める。
 4段10m位の滝が現れるが、見た目よりは傾斜が緩くて登りやすい。
 周囲は見事なブナ林だ。沢のすぐ右手に2月に登った尾根が平行して走る。
 沢の地形が消えたところで右の尾根に上がり、ブナ林の登りわずかで484mピークに出た。
 地形図には道の記載があるが道は見当たらない。ピークの上はうるさい潅木の藪だが、コンパスで行く方向を示してピークから離れれば、また見事なブナ林だ。
 少し下ったところで薄い踏み跡に乗ることが出来た。
 TV塔からはしっかりした歩きやすい道が続いた。斜度を平均させるため急なところは大きくジグザグになっている。渓流シューズでも転ぶことなく降りられた。

 下山後、本来行く予定にしていたカラキ沢を覗きに行った。
 光兎山千刈登山口より入って、登山道を右に分け林の中の水平道を進んでいく。用水路沿いの道だ。登山口から15分ほどでカラキ沢に入れた。そぐそばに10mほどの滝が落ちていた。
 やはり、沢ヤが目指す沢はきれいだ。いつかは登ってみようと思う。

F1 3段10m
3段目の落ち口がちょっと悪い。
F2の上段の滝6m
写真では分かりにくいが、斜めに裂けた岩の割れ目に水が流れている。滝の流れと平行に岩の屋根が出来た状態の滝。
裂け目の奥を這い上がれば登れそうだが、左から巻いた。
源頭はきれいなブナ林だ。

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