安野川小倉沢〜ニノ峰沢

2005年9月25日、吉田、下越山岳会、SS、RI、SW、TS 合計5名

コースタイム
7:15どんぐりの森発-8:42二ノ峰沢出合-10:35一ノ峰着

 毎年9月に所属する豊栄山岳会では月見山行と銘打って五頭山麓でキャンプをする。数年前より新発田市に本拠を置く下越山岳会との交流行事として行われることとなっている。
 今年も9月24日に五頭山麓のどんぐりの森にて盛大に月見の会が行われ、翌日は交流登山として五頭山に尾根隊と沢隊に分かれて登る事になった。私は沢隊のリーダーとしてメンバーを率いて小倉沢〜二ノ峰沢を登る事になった。

 小雨模様の中、メンバー5名でどんぐりの森を出発、踏み跡をたどって安野川小倉沢に入渓した。
 下越山岳会のメンバーのうち、RIさんとSWさんは二年前同じく月見の会の翌日の沢登りで同行している。SSさんは沢登りのベテラン、TSさんは今年始めた初心者だそうだ。
 最初の金剛の滝は右のヒドから巻いた。一昨年は懸垂下降で沢床にもどったが、今回は傾斜の緩いところまできて藪に掴まりながら下りてもらった。
 雨が降っているので少々沢の水量は多く感じる。
 残置ロープのある滝は釜に腰まで水に浸かって、その後はシャワークライムで登る。水温は冷たかった。
 3段の滝を登るとまもなく左からニノ峰沢が合流する。
 こちらは本流とは違い小滝の連続だ。私がリードしながら登るが、できるだけロープは出さなかった。高度感がない小滝は小さいしホールドをよく読んで登る練習になる。落ちたところで痛くはない。
 水流近くを登ればいいのに、RIさんが高巻こうとしたのか、厳しい藪斜面でてこずる場面があった。ベテランSSさんが上部の木にロープを固定してその場を脱出した。
 次々に現れる滝に嬉々として登っていたが、女性のSWさんはきつかったかもしれない。
 7mほどの滝でメインロープを出した。私が先に登って上からロープを投げて確保した。確保したのはこの一箇所だけ。
 水はやがて涸れ、藪こぎ少々で一ノ峰直下の登山道に飛び出した。一ノ峰で尾根隊と合流の予定だったが、11時の予定だったのでこちらが少し早く一ノ峰に着いてしまったのだ。
 やがて尾根隊と合流、雨なので小屋に入ろうと三ノ峰に向かった。
 三ノ峰の小屋に入って賑やかな昼食タイム兼宴会。気心の知れた連中とのこういうひと時は楽しいものである。
 下山はスキー場跡経由の登山道を降りた。

 雨でちょっと大変だったが、下越山岳会との交流沢登り、毎年の恒例行事にしていきたいと思う。しかし、豊栄側から私一人というのもちょっと寂しかった。

小倉沢を行く 滝を登るメンバー

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