西俣ノ峰

2006年1月1日

豊栄山岳会冬山合宿支援 本隊 CL 中山 SL 本田 外山 中野  支援隊 CL 吉田 小林 本間 坂井

コースタイム
7:40川入 民宿奥川入前発-10:50西俣ノ峰着11:00発-11:40枯松峰手前ピーク着12:30発-14:10民宿奥川入着

 毎年恒例の豊栄山岳会の冬山合宿、今回は2泊3日の予定で西俣峰ルートより北股岳アタックの予定で開催された。私は仕事などの都合で1日だけ支援することになり、元日の支援サポートのリーダーということで本隊を送ることにした。

 早朝5時に豊栄中央公民館に集まり、2台の車で入山口の山形県小国町の川入を目指す。
 この冬は12月に大雪が降り、前日も雪が降ったため路面にも積雪があった。
 県境を越えループ状の道を入り飯豊に近づくと白い稜線が見え始めた。空を覆っていた雲も切れ始め、きれいな雪景色が広がり始めた。

 民宿奥川入に一声掛けて車を置かせてもらい、本隊と支援隊総勢8名で歩き始めた。わかんを付けて膝下くらいのラッセルだ、前日雪が降ったわりにはもぐらない。奥川入の情報では一昨日に夫婦連れが同じルートを登っているとのことだった。しかし、2日間かかって西俣ノ峰までも届いていないと無線で連絡があったそうだ。
 尾根の取り付から急な登りが始まる。まずは私が先頭を切ってラッセルを始めた。深いところで膝上程度、登りのラッセルを楽しむのにはちょうどいい。適度なところでトップを交替し高度を上げていった。
 十文字池付近で風除けのプロックが積まれた跡があった。事前情報の夫婦連れの幕営跡だろう。そこから先はトレースがしっかりついており、ラッセルすることなく登ることが出来た。
 空は晴れ渡り、白い山と青い空の美しい風景が広がっている。高度を上げるにつれて景色も雄大になっていった。
 西俣ノ峰には11時前に登りついた。トレースがあったおかげで思ったより早く登り付いた。谷を挟んでえぶり差岳や鉾立峰の姿が間近だ。振り返ると朝日連峰の前景が見える。
 もう少し前進しようと歩を進めた。トレースをはずしても稜線上はそれほどもぐらない。
 枯松峰と西俣ノ峰の中間のピークで先行している夫婦連れに追いついた。どうやら以前粟ケ岳でお会いしたご夫婦だった。
 そこで昼食として本隊と別れた。ブナ林の稜線を登っていく本隊4名が羨ましかった。

 下山は早い、苦労して登った斜面をかける様に下りていく。
 最後は夏道の尾根に入らずに、そのまま先端まで尾根の上を歩いた。

 下山後、民宿奥川入で風呂に入り、ビールを飲んだら美味しい料理が次から次へと出てきた。気分は上々だが泊るわけには行かない、後ろ髪を引かれる思いで奥川入を後にした。

 一年の計は元旦にあり、新年早々素晴らしい天候に恵まれて2006年はいい年になるような予感がした一日だった。

西俣ノ峰より頼母木山方面を見る 本隊を見送る

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