角田山
カッタン岩
2006年3月18日、単独
越後の山に春がやってきた。
岩トレ始動の季節だ。
まずは雪割草見物の登山者で賑わう角田山のカッタン岩でのトレーニングだ。
9時半頃、カッタン岩に到着。まずは下の岩場に行く。
下から見上げて右側の垂直の壁にロープを垂らして懸垂下降。そのまま、シャントで確保して2回登った。ロープの先端にはロープがずり上がらないように重りとして、ハンマーとハーケンなどが入った袋をぶら下げている。
シーズン初めの岩はまだ高度感が慣れないためちょっと緊張する。
その後、上の岩場に移った。
岩場の先端のハングのルートに挑戦だ。脇からフリーで登って途中のボルトにロープをセットし、一旦懸垂下降。
ルートは短いが今シーズン初めてのハングにトライで腕に力が入ってしまう。それでも初めてのトライで登りきった。
同じルートを2回登らないと身につかないと思い、もう一度下降。
岩場を眺めているうちに、下から夫婦連れのクライマーが登ってきた。挨拶を交わした。彼ら登山道をそのまま岩場のトップへ登っていった。
さっき登ったはずなのにどこをつかんだか思い出せない。2回目は少々時間をかけてようやく登った。腕が張り始めた。
この時点で既に11時半、昼食とするべく岩場のトップへ登る。
夫婦連れのクライマーともう一組の男女の登山者が休憩していた。
夫婦連れのクライマーは藤田さんといっていた。昔はよく岩登りをしたらしい、杉滝岩にピンがセットしていない頃から登っていたらしい。
谷川岳の一の倉沢もよく行ったとのことだった。昔は電車で土合駅に行き、岩場の取り付きまでは競争だったらしい。
今年は20年ぶりに一の倉沢に行きたくて、久々にトレーニングを開始することにしたとのことだった。
色あせたハーネスやカラピナなどの装備類に年輪を感じた。
その後、上の岩場で簡単なルートを2回3回とやり、最後にこの夫婦の奥様の確保で、先ほどのハングのコースを登らせていただいて、終了にしました。
今季初の岩トレ、とても気持ちよく出来ました。
カッタン岩、下の岩場から上の岩場を見上げる。 頂上に誰か立っている。 |
雪割草は今が盛り |