弥彦、滝の沢

2006年7月17日、ふうたさん、吉田

コースタイムの記録は取っていません

 梅雨末期、梅雨前線が新潟地方から動かず、連日大雨の日が続いていた。
 海の日のこの日、久しぶりにふうたさんと沢登りの予定を立てていた。本来の目標は五頭の大荒川本流。
 早くから週間天気予報は悪かったが、前日夕方の天気予報でもやはり海の日は雨。ふうたさんに電話をして中止を申し入れた。
 ところが、天気予報をいろいろ見ているうちにピンポイント情報が変った。昼頃から新潟地方の雨は一旦上がり、夕方まで曇りになった。よってまたすぐ電話をし、11時頃から弥彦、滝の沢に変更して行こうということになった。

 11時に、弥彦第一駐車場に合流、私の車で入渓点に移動した。空はパッとしないが雨は降っていない。
 コンクリートで固められた滝の沢は水が勢いよく流れていた。普段は底を濡らす程度にしか水量はない。この沢は10回以上は来ている。厳しい遡行が予想できた。
 堰堤を左から越えて、登山道が沢を横切るところから入渓。
 もう最初の滝も水流の中を歩けない。滝の水は爆音を轟かせて噴出している。
 次の次の滝でロープを出した。でも、ハーケンを持ってきていない。残置ハーケンがあるだろうとリードして登ったが、普通歩くところを歩けないので、残置はない。ただ、後続のふうたさんを上から確保しただけになった。
 とにかく、水勢が強い。滝の直登は水流を避けて登らねばならない。
 大滝の滝下に着いた。
 普段乾いている左壁も水が落ちている。確保してもらい、水泳用のゴーグルをかけて挑むが、ワイパーの壊れた車に乗っているようなもの、何も見えず諦めて巻いた。
 その後の滝はもともとの登攀ルートが水流の中を使わないので問題なく登った。
 二又は六合目に抜ける右へ。
 途中の6mくらいの滝は細かいホールドが水の中にあるのだが、水の勢いが強くて見えない。水流左を登ることになる。
 1時頃、6合目の登山道に抜けた。すると雨が再び降り始めた。

 何度も通っている弥彦、滝の沢。やはり大雨の直後は厳しい沢になっていた。

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