弥彦山、滝の沢

2006年8月13日、吉田、バク、R子

 R子さんの休みに合わせて軽い沢を計画した。
 当初は五頭の沢を計画したが、アブの季節。五頭よりはアブの少ない弥彦に変更することにした。最近運動不足になっているバクさんにも声を掛けた。

 正午に弥彦第一駐車場に集まり歩き始める。神社前は観光客で賑わっている。
 墓地の横の道を入って奥へ進み、登山道で堰堤を越えたら入渓だ。
 この沢は先月も来た。梅雨末期の大雨の合間の遡行だった。それにくらべると全然水量が少ない。
 ちょっと厳しそうな滝は私が最初にのぼり、後続をロープで確保した。私は何度もこの沢を遡行しているので滝の登攀ルートは頭に入っている。大滝以外はフリーで登れる。

 大滝下で小休止、昼食を摂った。
 大滝は滝の飛沫を浴びながら登るルートが一番た易い、しかし、水泳用のゴーグルがいる。私はこの日目に違和感がありコンタクトをつけていない。メガネで行動していたが、滝の飛沫はメガネでは除けられなかった。
 一段上のルートをヘつりながら登り、最初の残置ハーケンでランニングビレイを取ったあと、流水沿いのルートに戻った。これだと、顔にそれほど飛沫がかからなかった。
 R子さん、バクさんも直登で登ってきた。

 次の赤滝も登りづらい滝だ。残置シュリンゲ(私が数年前に残したものだ)を掴まって登るのだが、長いシュリンゲが折りたたまれた形になっており、掴まったら伸びた。その分落ち、腕を強打した。
 滝上にちょうどよくしっかりした木が横に向かって伸びている。後続を確保するときはこの木に木がらみ確保が出来る。R子さんは登ってきたが、バクさんは巻いた。
 その後、際どい滝を2つ越えると二又だ。
 この度は山頂へ向かう本流を登ることにした。

 大きな黒滝が現れた。でも、階段状の簡単な滝で確保は不要だ。
 もうロープを出すような滝は現れず、やがて源頭になり杉林の中を登っていくと、NHKの電波塔の所で稜線に出た。3時20分頃だったと思う。
 偶然目の前をえび太さんが通りかかった。去年の春木地夜鷹山で偶然会って以来の再会だ。

 山頂レストランの自販機で缶ビールを買って乾杯。冷たいビールは旨い。
 この沢は調子を見るにはちょうどいい沢である。

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