米子沢
巻機山
2006年9月24日、吉田、バク、R子、ささがわ
コースタイム
7:10桜坂駐車場発-8:00ナメ沢出合-11:13避難小屋着12:50発-15:10桜坂駐車場着
巻機山に突き上げる人気の渓、米子沢。沢登りを始めた人なら一度は登ってみたいと思う沢だ。
新潟市内でメンバーが集合し、一路巻機山の登山口へ向かう。
心配された台風は日本列島から遠くはなれ、秋晴れの快晴になった。ただ、太平洋上に台風がある場合は、上越国境稜線は雲がかかることが多い。麓から見上げると、案の定巻機山は雲がかかっていた。
桜坂駐車場に車を止めて米子沢左岸の作業道路を進み、途中から入渓した。入渓地点では全く水は流れていなかった、伏流になっているようだ。
しばらくはゴーロが続く。支流のナメ沢を遠望する頃になると、水が流れ始めた。
ナメ沢出合はきれいな岩盤の地形をなしている。
右岸の踏跡をたどっていくと、大きな高巻に入る。再び沢に戻ると楽しい沢登りが始まった。
メンバーには「下半身しか濡れません」と言っておいたが、一ヶ所悪いヘツリを避けて、水流を浴びながら直登した滝があった。秋の沢水は冷たい。
名物スダレ状の滝は巾が半分くらいしかなくすだれ状になっていなかった。
再度ゴーロの歩きを続けた後、ゴルジュ帯に入った。右へ左へヘツリながら楽しく通過できるところだ。先行パーティーを2パーティー追い越した。
ゴルジュを抜け、いくつか滝を越えると大ナメが始まった。少しガスっていたが、やがて晴れ、青空の下快適なナメ歩きをしていた。
ちょっとした段差を通過する際、トップの私が強引に登った後をR子さんが続いた。次の瞬間その段差で落下。落差は1m強くらいだったが、落ちた場所に穴があり、足がはまってねじってしまった。
自力歩行できるがちょっと痛いらしい。その後はかなり気を付けてゆっくり歩いた。米子沢のナメは滑りやすい、気をつけなければならないと改めて思った。
ナメを抜け、小さな滝をいくつか越えると流れも細くなり、二又を左に入り少々歩くと、避難小屋へ続く道が分かれ遡行終了となった。
避難小屋でくつろぐべく小屋に上がる。小屋は昨年新築されたのか、綺麗になっていた。
本日の山頂行きは中止。足を捻ったR子さん下山は辛いことが予想されるので、鎮痛剤を飲んでもらい、テープで足を固定した。
綺麗な小屋はくつろげる。持ってきた酒と食料で至福のひと時だ。
下山は井戸尾根登山道をゆっくり下った。山頂部分の草紅葉は始まっていた。巻機山は綺麗な山だ。
米子沢はやっぱりきれいな沢だった。
先行パーティーが滝を直登している。 我々も直登、上半身も濡れてしまった。 |
ゴルジュのへつり |
大ナメ | 大ナメを歩く |
巻機山頂付近は草紅葉が始まっていた |