菩提寺山

2007年5月5日、単独

コースタイム
8:10白玉の滝駐車場発-8:40ヘソ清水-8:50橋田分岐-9:15菩提寺山山頂着9:30発-9:52橋田分岐-10:00一夜清水-10:15ヘソ清水-10:45白玉の滝駐車場

 昨年10月15日に御神楽岳山中での事故以来、久しぶりの山行となった。
 骨折した左足踵はまだ完治しておらず、痛みや腫れが残っている。
 それでも、平らな道であれば、そこそこ歩けるようになってきたので、低山をひとつ登ってみようと、菩提寺山を選択した。

 石油の里から細い道を入っていき、白玉の滝の駐車場で車を止めた。

 まず、せっかく来たのだから白玉の滝を見学することにした。
 雌滝が現れ、次に雄滝が現れた。遊歩道は雄滝の下で終わっている。菩提寺山には駐車場に戻ってから登る必要がある。
 しかし、滝の上を見ると、看板が見える。わざわざ戻るのも面倒だ。滝の右側のお堂の裏の岩壁は優しそうだ。取り付いてみた。
 しかし、滑ってうまく登れない。私が好調のときならうまくバランスを取りながら登れるのだが、今は左足の感覚が無く、動きも悪い。岩場の登りは諦めて、その右側の藪斜面を登って上の林道に出た。
 
 右手にストックを持ち左足に負担をかけないようにしながらゆっくりと歩いていった。
 陽だまりにはエンゴサクなどの花がわが目を楽しませてくれた。
 道標に導かれるままに右へ入る道を進む。
 鳥のさえずりが心地良い。
 杉林の中を緩やかに登っていった。踏み跡がいくつも分かれていた。中には「菩提寺山→」とマジックで書かれた板の看板がある踏み跡もあった。地形図で見ると、正規の登山道は大回りして付いている。ショートカットするコースなのであろう。
 ヘソ清水という水場があった。スラブ斜面を水が流れている水場だ。こういうのを見ると、このスラブを登りたくなってくる。だが、水場を汚すのはマナー違反だ、だいたい今の私に登れるはずもない。
 
 やがて林道に出た。道標は左だ、そしてまもなくまた林道に合流し、右へ進んだ。すぐに橋田よりの登山道を左から合わせた。
 「菩提寺山→15分」の看板から山道に入っていく。左足はだんだん痛くなってきた。だが、ここまでくれば山頂まで行きたい。
 数人の登山者が追い越していった。私のペースの倍の速度で歩いている。私は杖を付きながらよたよたと歩いている。
 新緑の広葉樹の木漏れ日が気持ちいいところを過ぎ、地蔵尊が祭られた峠状のところから右に入ると山頂の広場に出た。
 
 五泉方面の景色が開けていたが、目の前に見えるはずの菅名岳さえ霞んでいた。
 ベンチで少々休憩の後下山開始。
 歩き始めからもう左足は痛くてたまらない。
 林道から離れるところをまっすぐ行って、一夜清水を確認しに行った。分岐点からわずかで林道終点となり、そこから山道をちょっと入ったところに水は湧いていた。
 林道終点から菩提寺山方向に踏み跡が伸びていた。そこには「菩提寺山20分→」と書かれてあった。
 往路を戻る。
 ゆっくりゆっくりと下る。左足は相変わらず痛い。
 白玉の滝上部で藪を伝って滝下まで降りようと考えたが、滝下に観光客が見えたのでやめた。
 最後は駐車場まで正規の道を歩いて終えた。

 久しぶりに味わう山歩きの味。やっばりいいですね。
 

 木漏れ日の中を進む登山道

 新潟県下越の山の目次へ戻る

 ホームへ戻る

inserted by FC2 system