角田山

灯台コース

2008年8月31日、単独

コースタイム
5:25登山口発-6:40山頂着6:50発-8:00登山口着

 

 8月最後の日曜日になった。
 
 前の週に社会保険労務士試験を受験した。
 不況産業に従事している上、このところの諸物価高騰のあおりで、事業がうまく行かず、新しい事業の柱を構築する必要に迫られていた。
 初期投資の少ない事業で将来柱になりえる事業は、士業の資格を取るしかないと考えた。いろいろな条件を調べて、社会保険労務士にトライすることにしたのだ。
 FPなど資格試験に毎年のようにトライしているので、試験に向けての勉強は慣れてはいたが、独占的な権利を許された士業の資格となると、中途半端な勉強では太刀打ちできない。
 特に8月に入ってからは、可能な限り勉強に時間を費やした。
 試験結果は11月の発表を待たねばならないが、どうやら合否ラインぎりぎりに位置しているらしい。

 この日は、仕事のスケジュールが入ったが、早朝の時間なら山にいける。試験勉強でなまった体を動かしたいと思い、角田山に登ることにした。
 選んだルートは景色のいい灯台コース。
 角田浜の駐車場に車を止めて歩き出す。
 まずは浜に下りて、岬の灯台に登る階段を登るところから登り始める。早朝の静かな海の景色は心地いい。
 灯台の裏手の尾根道をゆっくりと登っていった。
 萎れかけたキツネノカミソリがまだ少し残っていた。
 海から吹き上げる風が心地いい。
 時々階段を交えて、ぐんぐん高度を稼いでいく。

 一昨年の事故の後遺症はまだ残っている。
 特に、山道を歩くときはすぐに痛みとなって出てくる。ただ、まだ登りはいい、患部に衝撃が走ることはない。
 この日は痛み止めの薬は飲んでいなかった。
 踵の骨折は山ヤにとっては厳しい怪我かも知れないが、骨折後多くのことを学び、考え方も変わってきたので、私にとってはプラスになっていると思う。
 
 小浜から登ってくる踏み跡を合わせ、五ケ峠ルートと合流し、木道を歩けばやがて山頂だ。
 昨夜の雨でベンチが濡れているので、小屋に入った。
 女性4名のパーティーがおしゃべりに花を咲かせていた。
 小屋の中で朝食を摂って、すぐに下山の途に就いた。

 踵に衝撃が走らないように、べた足で着地するように下っていく。
 登りも下りもスピードは変わらない。ゆっくりとしたペースだ。
 灯台コースは下山の景色が素晴らしい。
 真っ青な日本海に向かって下っていく。
 ただ、足の痛みは徐々に増していった。
 そして、岬の灯台から階段で浜に下りて終了だ。
 
 浜に下りたときは、左足はかなり痛み出し、びっこを引く状態で駐車場に戻った。
 まだ、山に向かうときは痛み止めの薬は必要と感じた。

角田岬の灯台

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