多宝山

2009年1月3日、単独

コースタイム
11:55登山口発-12:06石瀬峠-12:57山頂着13:07発-13:37石瀬峠-13:46登山口着

 新潟市から弥彦山を見ると、尖った山頂をしているように見える。その尖った部分が多宝山で、本来の弥彦山はその後ろの山だ。
 年が明けて3日目。新潟の冬には珍しく天気が良くなった。仕事もあるが、やりくりして急遽山に行くことにした。
 登る山は先日行った天神山城址から見た多宝山にした。

 弥彦街道の石瀬交差点を山に向かって入り、クランク状に曲がって登山口に続く林道に入った。
 途中に登山者用の駐車場もあったが、登山口まで車を走らせてそこで止めた。
 登山口にはベンチのある東屋があり、真新しい標柱が立っていた。
 
 杉林の中の登山道を登っていく、登山道は幅広く整備されていてとても歩きやすい。暖冬の影響で積雪は全くない。
 まもなくスカイラインが通っている石瀬峠に出た。スカイラインは冬季の通行止め期間だが、峠の雪は全くない。
 葉が落ちた樹林帯の道を登っていく、やがて雪が斜面を覆い始めた。木々の間から海風があたり、右半身だけ冷される。
 木々の間から右に日本海、左に越後平野が望まれ、振り返ると角田山が見えている。
 一歩一歩確実に高度を稼いでいく。
 途中何箇所か真新しい標柱があった。
 今年の大河ドラマは新潟県ゆかりの武将が主人公だ。このあたりも、ゆかりの地として整備されている。真新しい標柱もそのせいかもしれない。
 気象レーダーのドームが見えてくると山頂だ。
 一等三角点が雪の上に顔を出していた。積雪はうっすらと積もっている程度。
 レーダー基地の陰でコンビニの弁当を食べた。買ったときに暖めてもらったが、すっかり冷えていた。
 低山といえどもじっとしていると寒い。一気に昼食を食べて下山の途に就いた。
 
 長靴のスパイクを効かせながらすたすたと下っていく。
 石瀬峠で昨年藪山ネットに加入してもらったSさんとすれ違った。
 「あれ?見たことある顔だな、どこかで会いましたよね」と、声を掛けたら
 「よしださん?」と向こうから気がついてくれた。
 あいさつもそこそこに峠の道を元来た方角へ下る。
 杉林を抜けて登山口に戻ってきた。

 天気に誘われて出かけた新年の初登り、やっぱり山は気持ちがいいのです。

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