俎倉山
2010年9月26日、単独
コースタイム
7:30登山口-8:40お京平着8:45発-9:05ジゲの沢-9:25山頂着9:40発-9:53ジゲの沢-10:08お京平-11:05登山口
俎倉山は飯豊連峰前衛に位置し、天然杉をまじえた原生林で覆われていて、低山の割には深山の雰囲気があり、お気に入りの山になっている。
試験勉強も終り、足の状態もよくなってきたので、登り2時間程度の山で足の状態を試そうと、俎倉山にやってきた。
登山口にはすでに1台の車が止まっていた。私が支度している間に、もうもう1台の車がやっていて、初老の2人の男性が降りてきた。
挨拶をして歩き出す。
林道のゲート脇を通り、看板のある登山口より用水路沿いの道を歩く。
用水路から離れ、琴沢を渡渉すると、琴沢沿いのへつり道が続く。
小沢を渡渉すると、七曲りと呼ばれる急登を登り、その後道は緩やかに登っていく。
見事な枝振りの天然杉やブナ。心が癒される。
2回ほど小沢を横切り、カツエの水場すぎ、遭難碑のあるお京平に着いた。
ザックを下ろして小休止した。
深山の雰囲気があり気持ちいい。
鳥越林道から伸びてくる道との合流点だが、そちらの道は踏み跡さえ不明瞭に見えた。
少し登ると、「←俎倉山」の看板がある。踏み跡がまっすぐ伸びているが、本来の登山道は左だ。まっすぐの道は、雪が多いときなどによく使われている。
ひるわ沢を覗き込める、ひるわのぞきを過ぎると、へつり道になる。
岩場にはおびただしいテープが巻かれてあった。初心者には厳しい足場かもしれないが、ちょっとテープを付け過ぎだと思う。
ジゲの沢を横切ると、あとは一本調子の急登だ。
藪山ネットの仲間のH氏に会った。彼は、夏の間のトレーニングにはよくこの山に来るそうだ。樹林帯の中を歩くので涼しいし、水場に困らないからだそうだ。
阿賀町側の景色が開けると、山頂はすぐそこだ。
標柱のある山頂に着いた。
奥に飯豊連峰の稜線が見える。
間近には蒜場山。それから、東蒲原の山々。
以前は藪の中の山頂で、展望など利かなかったが、いつの頃か伐採されて、見通しが利くようになったのだ。
しばし景色を楽しんだ後、下山の途に就いた。
ジゲの沢を渡ろうとすると、先方のヘツリ道に登山口で会った初老の2人が登ってきた。
ガイドブックに初心者向けと書かれてあったのでやってきたが、厳しい山だと言っていた。
慣れた人にはなんてことのない道も、初心者には厳しいこともあると思う。
下山は数人の登山者とすれ違った。
足の後遺症も出ることもなく、気持ちのリフレッシュが出来た山行となった。
琴沢の渡渉地点。やや増水している。 | お京平。岩の上に遭難碑がある。 |
飯豊連峰、北股岳 | 東蒲原の山々。遠くに見える山は御神楽岳 |