御神楽岳(途中撤退)

2011年4月30日、単独

コースタイム
6:05室谷川の橋発-7:23夏道の登山口着7:30発-8:10沢渡渉地点着8:20発-10:20 815m地点着10:45発-11:15沢渡渉地点-11:35登山口着11:38発-12:00清水着12:30発-13:08室谷川の橋着

 会越国境稜線にどんと構える山、御神楽岳。
 今年はぜひ山頂に立ちたいと思っていた。
 前々週の大戸沢山の山行で体力にも自信がついてきたので休みが取れたこの日出かけることにした。

 室谷川の橋の左岸に車を止めて歩き出す。
 長靴とスキーの装備を持ってきていたが、麓から見る御神楽岳はまだ多くの雪でおおわれているように見えた。よって、スキーの装備を選択した。
 橋を渡り、林道をショートカットすべく杉林の坂を登った。残雪は豊富で、スキーで登った。
 林道を進むが雪のないところも多く、スキーを付けたり外したりを繰り返した。
 瀬戸沢沿いに進むところで、心配していた崖の下を通るところに出る。崖の上にはもう雪はなく、雪崩の心配はない。デブリの傾斜も緩く、ほぼスキーをつけたまま通過した。
 最初のデブリ地帯を抜けるといつも楽しみにしている清水がある。岩の割れ目から勢いよく水がわき出ている。
 支沢を渡ると2つ目のデブリ地帯だ。だんだん沢床も近くなり、登山口近くは沢床をスキーを付けて登って行った。
 夏道の登山口に着き小休止とする。
 
 登山口の先もデブリ地帯だ。とてもスキーで歩ける状況ではない。さらに雪が硬くてキックステップもままならない。スキー靴にアイゼンを装着して通過した。
 見上げると不安定な雪も少なく、雪崩は落ち切っていることがわかる。
 デブリ地帯を抜け再びスキーを装着する。雪のないところが短いところは、スキーを履いたまま土の上を歩いた。シールが付いているので、滑走面は傷つかないだろう
 
 沢の渡渉点につく、渡礁する場所は木にピンクのテープが付いている。渡渉したところで小休止。
 少し登ったところからは雪の斜面となり、ほぼスキーを付けた状態で登っていたった。
 ただ、木の周りに雪はなく、木と木が近くに生えているところは雪がない場合もある。斜度の緩いところを選びながら、そういう点も考えて登って行った。所々スキーを脱いで、キックステップで登った。
 周囲のブナ林はきれいだ。

 710m付近で登山道は小尾根を乗り越える。しかし私は、その手前から直接大森山を目指すべく、進路をとった。
 急な登りが厳しい。雪の下から出てきた灌木の枝も邪魔をする。11時で撤退することにしていたが、815m付近で時間もあったが撤退することにした。
 シールを外してワックスを塗り、軽く食事をして下山の途に就いた。

 スキーでの下山は早い、2時間かけて登ったところを30分で滑り降りた。
 沢の渡渉地点から手前からスキーをザックに括り付けて歩くことにした。しばらくはデブリ地帯だ。
 登りの時難渋してアイゼンを付けた個所も、この時は雪が緩み、キックステップで通過できた。

 林道途中の清水で荷をおろし昼食とした。
 昼食中に雨が降り出してきた。

 林道は相変わらずスキーを付けたり外したりだ。
 雨の中室谷川の橋まで戻ってきた。

 夏道が歩けるようになったら、今度は山頂を目指して登ろうと思う。

スキー滑走中の動画

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