坂戸山

2011年5月22日、単独

コースタイム
9:00登山口発-城坂コース-9:50実城、主水郭分岐-主水郭-10:05山頂(実城)着10:20発-薬師尾根コース-11:00登山口

 雨の日曜日となった。
 沢登りでも行こうかと考えていたが、この時期の雨の沢登りは寒い。
 いろいろ考えた末、歴史に触れる山登りをしようと、坂戸山を選んだ。

 六日町市街より魚野川を渡り登山口を目指す。初めて行ったのでちょっと分かりづらかったが、途中から道標が現れてその通りに行き、登山口に着いた。
登山口の周辺は住宅地になっている。神社があった。
 天気は雨。最初から雨具を着ての登山だ。
 城坂コースに進路をとる。
 林道を進むと「家臣屋敷跡」や「上杉景勝・直江兼続生誕碑」などの石碑が現れた。
 一か所林道をショートカットして一本杉に至った。
 ここで林道と分かれて山道に入った。
 土砂で埋まって役割を終えた砂防ダムを越え、階段が続く登山道を登っていく。
 道端にイカリソウなどの花がが目を和ませてくれた。この山はカタクリが有名だが、もう時期は遅く、カタクリの葉のみが多くみられ、最盛期の美しさが想像できる。
 分岐の標識があった。時間的に余裕があることから、主水郭経由で登ることにし、そちらに進路をとった。
 ガスが濃くなり周囲は真っ白になってきた。
 尾根に出ると、城跡らしい段差が続いた。このあたりが主水郭なのだろう。
 そして、神社のある山頂に着いた。周囲は濃霧で何も見えない。

 神社に上がり、雨具を脱いでしばしくつろぐ。
 戦国時代、籠城しなければならないときは、ここに籠ったのだろうが、水はどこから取ったのだろう。
 人気の山なのだが、雨のせいか誰もいない。登山者ノートに名前だけ記入し、少し休んだ後下山の途に就いた。

 下山は薬師尾根コースを取った。
 道幅か広く、階段が整備されていて歩きやすい。
 道端にはイワカガミが見られた。
 御堂や石仏など有られ、やがて登山口に戻ってきた。
 
 往復2時間の歴史に触れた登山だった。

   
 イカリソウ  ムラサキヤシオツヅジ



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