大倉山
だいくら山
2012年3月4日、単独
コースタイム
6:40林道除雪終了地点発-10:17山頂着10:58発-12:00林道着
標高は低いが個性的な山々が連なる、会越国境稜線。
その中でも、大倉山は北東に広くてなだらかな尾根を派生させ、山スキー向きだということを6年前に知った。
この冬は記録的な大雪になったが、3月に入り気候も安定し始めた。
山スキーをしようと、6年前に行ったこのコースに出かけることにした。
無料化になっている磐越道を利用して、西会津まで来た。久しぶりの西会津である。
関根集落奥の安座川の林道の除雪終了地点を目指した。
左手の山の斜面に植林している所の下まで除雪されていた。前回とほぼ同じくらいの場所と思われる。
安座川の護岸工事をしておりポンプを動かすエンジンの音があたりに響いていた。適当な場所に車を止めて歩き出す。
装備は山スキーだ。
雪はこのところの暖かさでだいぶ解けたのだろう。林道横の雪の壁はそれほど高くない。
林道が安座川に架かる橋を超えたところで、杉林の斜面に入った。
シールを効かせて急な斜面をジグザグに登っていく。
林道が横切るが、ショートカットして登っていく。
杉林は視界が聞かず、現在地が分かりづらい。
589mピーク付近でようやく杉林から抜け出た。
谷状の形状のところを超えて、山頂から派生している尾根に移る。
雪は締まった雪の上に、うっすらと新雪が積もっている。
地形の変化が単調で、地形図を見ても現在地を特定しにくい。
以前来た時は2時間40分くらいで登ったので、長く見ても3時間くらいで山頂に着くだろうと、そういい聞かせて、もくもくと高度を稼いでいった。
ところが3時間たってもまだ山頂に届かない。この6年間の体力の低下は否めない。
左右に県境稜線が近づいているのが見え、その稜線より高くなったので、山頂が近くなった事が分かった。
広い台地状の地形になり、越後側の景色が見え、山頂に着いたことを知った。
山頂付近は杉の木がいくつか生えていて視界が悪い。少し下がったところに移って休憩とした。
天気が良くて気持ちがいい、遠くの景色はかすんでいるが、磐梯山や吾妻連峰、飯森山が確認できた。眼下は白い西会津の盆地。目を転ずれば、真っ白い飯豊山が見える。
下山はシールを外しての滑降。
上部は気持ちよく滑れたが、杉林に入ってからが大変だった。
狭い樹間を通り抜けなければならず、スピードを殺してゆっくり下る。雪も腐って重くなり、ターンしづらい。
それでも、1時間ほどで下山した。
大倉山での山スキー、天候に恵まれて気持ち良かった。
遠くに磐梯山が見える | 飯豊山 | 樹氷がきれいだった |