弥彦山
八枚沢コース(妻戸尾根)
2012年3月18日、単独
コースタイム
7:40観音寺集落発-8:10登山口-8:25 220.5mピーク-10:00山頂着10:10発-11:00 220.5mピーク-11:08登山口-11:40観音寺集落着
弥彦山は越後平野のどこからでも眺めることができ、越後平野に住む者にとっては、故郷の風景になっている山である。
この日、天気予報はあいにくの雨模様。手近で簡単な弥彦山に登ることにした。
このコースは、雪割草のシーズンになると賑わうが、今年は雪が多かったため開花が遅れている。おそらく静かな山歩きが出来るだろうと思って八枚沢コース(妻戸尾根)を選んだ。
登山口に至る県道は観音寺集落はずれでバリケードが置いてあり、車の進入は止められていた。まだ、冬季通行止めなのだ。
路肩に車を置いて歩き出す。
天気は霧雨、雨具を着るほどでもない。アスファルトの道路をもくもくと歩いた。
登山口に至る林道に入ると、道を雪が覆い始めた。数日前のトレースがあり、トレースを頼りに歩いていく。
登山口の駐車場は一面の雪で覆われていた。
鉢前沢(八枚沢)を渡り、登山道は急な登りから始まる。登山道には全く雪はなく、ぐんぐんと高度を稼いでいった。
霧の為視界はない。
三角点のある220.5mピークを通過する。
春を告げる花たちはまだ全く咲いていない。
やがて登山道を雪が覆い始めた。時々ズボッともぐって長靴に雪が入った。
標高が上がるにつれて雪の量も増えだしたが、ワカンを付けるほどでもない。
霧の中から電波塔が見えると、西生寺コースと合わさる。この付近が妻戸山のようだ。
西生寺コースと合わさるとトレースがしっかりしていてもぐらなくなった。人の声も聞こえ、多くの人が西生寺から登っていることが分かる。
次の電波塔が霧の中から現れ、さらに奥の院が霧の中に浮かび、山頂に近づいたことが分かった。
奥の院をまわり込むように山頂に到着。奥の院に拝礼して無事を感謝した。
じっとしていると寒くなるので、少々の休憩の後下山開始。
西生寺コースと分かれ、妻戸山の下りに入ると、ずぼずぼもぐりはじめた。ここでワカンを装着する。
雪が消え始めたところで、ワカンを外した。
沢の音が近づき、登山口まで下りてきた。
林道を歩き、アスファルトの県道に出て、観音寺集落まで戻ってきた。
霧雨の中、静かな弥彦山を楽しむことができた。
山頂の奥の院