五頭山(途中撤退)

2013年1月1日、単独

コースタイム
7:46出湯温泉発-(15分道迷い)-8:35登山口-9:20ゆうき橋(1合目)-11:45 4合目着12:45発-13:07ゆうき橋-13:37出湯温泉着

 五頭山は越後平野の東に位置し、新潟県民の憩いの山として、多くの登山者から親しまれている。
 元日に登山を行いたいと思いどこへ行こうかと考えていたが、天気予報を見ると雪の予報。1人で長時間ラッセルするのは大変と、誰かに会う可能性の高い五頭山を選んだ。

 前年の9月に夏道で登ったどんぐりの森〜三ノ峰のコースを行こうと村杉よりその登山口に向かった。しかし、登山口に向かう道は除雪されておらず、途中で引き返した。
 雪はしんしんと降り続いている。登山中に車が雪で埋もれる心配のないところに車を止めたい、そう思って出湯温泉の駐車場に向かった。
 出湯温泉の駐車場はきれいに除雪してあった。ここなら心配ない。登るルートも出湯〜五ノ峰のコースに変更した。

 スパイク長靴で歩き出す。
 温泉街のバス停前の道を入って砂郷沢沿いの林道に出るはずだが・・・ 神社の横の道を入って行ったら、竹やぶで道が消えていた。登山口に至る前に道に迷ってしまった。
 神社まで引き返して、民家の庭先のような道をたどると、砂郷沢沿いの林道に出ることができた。
 林道の除雪は最後の民家の前まで、その先はふかふかの新雪をもぐりながらゆっくり歩を進めた。

 雪はしんしんと降り続いているが、視界は悪くない。砂郷沢の水音があたりに響き渡っている。
 登山届を設置してある小屋を通り過ぎ、ゲートの脇を通り抜けていく。
 やがて膝くらいまで潜るようになり、わかんを装着した。

 ゆうき橋で林道から離れ、杉林の登りに入っていく。
 赤布やロープに導かれて登って行った。
 やや急な登りひと登りで尾根にあがり、尾根の北側をトラバースするように登山道は伸びていく。

 常に膝くらいのラッセルだ、昨日は相当降ったのだろう。降った分だけ足がもぐる。
 誰かに会うと思ってこのルートを取ったのだが、誰にも会わない、ひとりでもくもくとラッセルして行った。

 トラバース道は現在地が分かり辛い、対岸の地形の変化を読み取って、地形図を確認して現在地を把握した。思ったより進んでいない。
 せめて烏帽子岩まで行こうと目標を設定た。

 昼近くになって、ようやく一人の登山者が登ってきた、見ると以前所属していた山岳会のSさんだった。
 トップを交代してもらった。
 4合目にたどり着いて、小休止のあと歩き出そうとすると、「俺はここまでのつもりだった」という。それなら私も方針変更、Sさんのツェルトに潜り込み、昼食とした。

 下山は往路を戻る。道が出来ていれば雪山の下山は早い。
 あっというまにゆうき橋を渡り、出湯まで戻ってきた。

 雪は出湯に着くころは小降りになっていた。
 一年最初の日に楽しい登山が出来て良かった。

   
 4合目付近のブナ林  4合目


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