俎倉山

2013年7月14日、単独

コースタイム
8:10登山口発-9:11お京平着9:18発-9:35ジゲの沢-9:56山頂着10:10発-10:25ジゲの沢-10:40お京平-11:37登山口着

 飯豊連峰の最高峰 大日岳より西に長大な尾根が派生している。その末端近くに俎倉山はある。
 地元の登山者に古くから親しまれてきた山だ。
 
 海の日絡みの連休。私も一日くらいは山に行ける。当初、沢を予定していたが、前夜の雨のことや、天気予報などを考慮して、沢は危険と判断し、何度も登っている俎倉山を選んだ

 琴沢の橋の手前の駐車スペースに車を止めた。
 数人のパーティーが支度をしていたので、挨拶する。どうやら、琴沢が渡渉できずに引き返してきたらしい。
 私も橋から琴沢を覗き込んでみた。 普段より少々水量は多いが、靴を濡らす覚悟ができれば、問題ないと判断した。

 軽登山靴を履いて歩き出す。天気は曇り。
 水路の横の道を進み、道標に導かれるままに琴沢沿いのへつり道を進む。足場の悪いところはロープが張ってあったり、土嚢が積んであったりと、整備の行き届いた道だ。
 琴沢の渡渉地点に着いた。
 さすがに水量は多いが、なんとか飛び石に飛び乗り、対岸の岩まで飛び移って靴を濡らさずに渡渉できた。
 右岸のへつり道、普段は水の流れていない岩場も、滝になっていた。
 支流の沢を渡渉し、七曲りの急登を登って、緩やかな道になる。
 いくつか沢を渡渉すると、遭難碑のあるお京平だ。手前にカツエの水場がある。ザックを降ろしてし1本立てた。

 そこからは徐々に傾斜が増していく。天然杉も混じったブナが主体の混成林に、カナカナカナ・・・・とヒグラシが大合唱している。
 この深山幽谷の雰囲気が好きだ。
 ひるわ覗きから沢を見下ろすと、ジゲの沢の方角に立派な滝が出現していた。
 岩場混じりのへつり道にロープが張ってあるが、ピンクテープの乱立状態は興ざめだ。
 ジゲの沢を渡ると、一本調子の急登が始まった。
 阿賀町がわが見下ろせるところまで来ると、山頂はもうすぐた。

 山頂に着いた。
 着いた瞬間、曇り空の一角に青空が見えた。しかし、周囲はガスで視界はない。
 腰を下ろして、水分補給。
 記念写真を撮って、下山開始だ。

 蝉しぐれの混成林をぐんぐん下っていく。
 登山者には誰も会わなかった。
 琴沢の渡渉は靴を濡らしながら渡った。

 昼前には登山口に戻ってきた。

     
 琴沢の渡渉地点  ブナの大木  山頂にて

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