安野川
小倉沢支流二ノ峰沢

五頭山

2014年7月20日、単独

コースタイム
8:05登山口発-8:15入渓-9:10大杉沢出合-9:55ニノ峰沢出合-11:00二又-11:37二ノ峰と三ノ峰の鞍部-11:40三ノ峰着11:50発-12:53登山口着

 五頭山塊の沢の中でも多くの人が入る小倉沢。
 厳しいところがなく初心者向けの沢だ。
 9年前の夏、単独で小倉沢を遡行途中、このまま本流を詰めても面白くないな・・と、思い、地形図を見て二ノ峰沢に入った。
 二ノ峰沢に入った瞬間から登れる小滝の連続で楽しく、この沢にはまってしまった。
 この日も仲間と行先を最後まで調整したが、悪天候を示す天気予報の為かメンバーが集まらず、結局ひとりでニノ峰沢を遡行することにした。


 前日は時に激しい雨が降っていた。天気予報は曇りマーク、その天気予報を信じて、時折雨の降る中を五頭山の登山口に向かう。
 元スキー場があったところの登山口駐車場に車を止めて歩き出す。
 
 どんぐりの森キャンプ場の奥に向かって歩くと踏み跡が続いている。その踏み跡をたどって入渓地点にたどり着く。
 入渓地点は新しいロープが下げてあった。
 水量はさすがに多い、金剛の滝は大迫力で落ちていた。右のヒドを使って巻いた。今回は懸垂下降せずに藪につかまりながら沢床に降りた。

 チョックストーン滝は釜に流木が落ちていて、それをうまく使いながら釜を渡り、残置ロープにつかまって登った。今まで来た中で最高の水圧の中の登攀だった。
 霧滝のシャワーを浴びながら歩き、大杉沢が左から合わさる。
 大杉沢はまだ未踏だが、この日の目的は二ノ峰沢なのでそのまま通り過ぎた。
 三階滝を越えて間もなく、左からニノ峰沢が合わさった。

 二ノ峰沢最初の滝も小滝だがきわどいホールドを頼りに越える。
 次から次へと滝の連続が始まった。
 夢中で登っているうちに高度を稼ぐ感じだ。
 日差しも照りつけてきて沢の中が明るい。
 二又は三ノ峰方向の左に入った。
 緑のブナ林とコケむした岩肌、そして、清流。心が癒される。
 流入する支流も水流が多くて迷うが、水量の多い方多い方と進むと間違いない。
 最後は大した藪漕ぎもなく登山道に飛び出した。
 休憩していた登山者が不思議なものを見るような顔で私を見ていた。

 三ノ峰で小休止した後、整備された登山道を下った。

 小倉沢支流ニノ峰沢、楽しめました。

     
 小倉沢のチョックストーン滝
水圧がすごかった
 二ノ峰沢最初の滝 
最初からホールドはきわどい
 二ノ峰沢の滝 楽しく登れる
     
 二ノ峰沢の滝  ニノ峰沢の滝  源頭付近は癒しの世界

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