広谷川支流
覚道沢
２０１５年７月１２日、吉田 石附 渡辺 竹内
コースタイム
6:35登山口発-7:17覚道沢出合着7:37入渓-8:30虹の大滝髙巻き開始-11:00虹の大滝滝上着-14:30楢山尾根に出る-15:10高頭直下着15:40発-17:10湯沢の出合着17:30発-18:30登山口着
NCCメンバーと御神楽の沢登りを計画しようと、御神楽の中でも短くて簡単な(と、計画時点では思っていた)覚道沢を計画した。
この沢は１２年前の秋に１度登っていて、大した悪場もなく通過した記憶があったので、今回も簡単に登れると思っていたが・・・・
栄太郎新道の登山口に車を置いて歩き出す。
天候は快晴、気温は上がるらしい。
広谷川沿いの道を進んでいく。
４０分ほどで目指す覚道沢出合に着いた。
出合でハーネスなど装着し、出合に架かる滝を登るところから始まった。
水量は出だしから少なく、なんとなくもう源頭みたいな雰囲気だ。
トイ状の渓相に小滝が続き、快適に登っていく。
30mすだれ状の滝が現れた。
これが虹の大滝という滝だと思う。
１２年前の記憶がよみがえる。その時は、直登を試みるも登れず、結局１時間かけて大高巻きするはめになったことを
左側の藪の小尾根を登るルートが高巻きルートだ。
しかし、直登を試みることになった。
石附さんトップで登るが、やはり難しく、左の藪に入っていった。
渡辺さんがセカンドで登る。私は時間の節約の為、確保せずにそのまま藪尾根を登って行った。
そこから上も、ロープで確保して竹内さんトップで登るが、ロープで確保しての大高巻きで時間がかかってしまった。
最後は２回の懸垂下降で沢床に戻った。
その時すでに１１時。撤退も検討する時間だが、撤退するのも厳しいはず。
そのまま前進し、下降予定ルートは西谷地小屋沢を取らず、登山道を降りることにした。
水はどんどん少なくなってい行く、気温が上がり暑さで参りはじめた。
次の大滝40mはノーザイルで登った記憶があったが、用心の為ザイルを出した。ただ、中間支点を取れず、トップの石附さんがフリーで登り、後の３人を確保した。
水量はいよいよ少なくなった。
しかし、厳しい滝が多く、トレーニング不足で登攀力も落ちているので、何度もお助けロープを出してもらった。
熱中症の症状が出始め、ホールド、スタンスの判断力が落ちてきた。
日陰でしばし休憩する。
稜線が近くに見えるのが心の支えだ。
稜線に出たところで時計を見ると１４時半、遡行に７時間も費やしてしまった。
そこからは、登山道のある高頭を目指して登っていく。
藪こぎだが、足場がしっかりしているので精神的にはスラブを登っている時より楽だ。
１５時すぎ、ようやく高頭直下で登山道に出た。
充分休んだ後、栄太郎新道を下るが、この道が険しい。
岩場の連続で気が抜けない。所々不明瞭なところもあり、迷い込んで登り返すのを2-3度やってしまった。
湯沢出合まで下りれば水平道を移動するだけ。
なんとか明るいうちに登山口までもどれだ。
反省すべき点は多々ある。
かつて簡単に登れたという記憶は捨てた方がいいと思った。
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| 出だしはトイ状の地形が続く | 小滝を快適に登る | 40mのスラブ滝 |