稲荷山、護摩堂山、多宝山

1997年8月24日

  この日の前日と前々日は会社の慰安旅行だった。その為か、この日は少々疲
れ気味で車で近くまで行けてあまり歩かなくてもいい一等三角点巡りをするこ
とにした。
  三角点は山の頂上にだけ有るとは限らない、海岸近くにある場合も有る。越
後の一等三角点の中でも松ヶ崎や黒井は海岸近くに有る。
  三角点は山の頂上を示すものでなく、測量の基準点という性格なのでこうい
う事も有り得るのだ。
  朝、豊栄の自宅を出発し20分ほど車を走らせると新潟市の松浜地区に着いた。
松浜地区の中央部が丘のようになっていて、その上に稲荷神社が立っている。
この丘は稲荷山と呼ばれている。稲荷神社の社殿裏に松ヶ崎一等三角点は有っ
た。三角点の標石は地面の上にやっと頭を見せていて、周囲をコンクリートで
固めて石を配置していた。
  この日はこの神社の祭りなのだろう法被を着た人が神社の前に集まっていた。
  その後車を田上町の方に走らせた。
  道標に導かれて護摩堂山の遊歩道の入り口に車をとめた。遊歩道は車も走ら
せることが出来るくらいの道幅は有るが、一般車は通行禁止、ただし、地元観
光協会の車が度々通りハイカーを追い越していく。
  山頂が近ずくと車道は終わり、山道になった。遊歩道の途中から尾根沿いに
続く道が分かれている。その道をたどっていくと一等三角点は有った。
  周辺は刈り払いされておらず、三角点とそれを示す杭だけが有った。展望は
何も無い。
  その後護摩堂城跡に行ってみた。こちらの方が一般ハイカーの目指す場所で
ある。
  車に戻り、多宝山を目指して出発した。
  弥彦山スカイラインを登り、多宝山の登山口で車をとめて歩き出した。
  緩やかな登り20分ほどで気象レーダー基地の有る多宝山山頂に着いた。
  レーダー基地は工事中で周囲は建築資材が積んであった。三角点はその中に
有った。
  多宝山は新潟市から見ると弥彦山の山頂のように見える山である。
  ガスがかかっていて展望はきかなかった。

新潟県下越の山の目次へ戻る

ホームへ戻る

inserted by FC2 system