1997年11月23日、単独
三角点は山の頂上に有るとは限らない、なぜなら、三角点とは測量の基準点 であって山の頂上を示す点ではないからだ。 越後の一等三角点の中でも新潟市の松ヶ崎やこの日訪れた黒井は海岸近くに ある。 早朝5時30分、豊栄の自宅を出発した。高速代を倹約する為一般道で行く予定 を立てた。 海岸線を走り、柏崎で国道8号線と合流、そして、上越市に入ってしばらくす ると黒井の表示の交差点がありそこを右折し、旧国道に突き当たったら左折し、 すぐ左に入る細い道を行くと、目指す黒井神社があった。事前の情報では三角点 はこの境内にあるという事だった。 8時10分、車を降りて境内に入る。三角点は本殿のすぐ右側にあった。 周辺は住宅地で見晴らしなどまるで無い。測量するときなどさぞ高いやぐらを 組むのだろう。 車に戻り、8号線に出た。更に、西へ向かった。 名立谷浜インターの標識に従って左折、長者原山のある名立シーサイドパーク を目指した。 8時42分、名立シーサイドパークの駐車場に着いた。事前の情報では三角点は この公園の敷地内に有るとの事だった。案内看板を見て歩き出す。 公園は陽気のいい日は家族連れで賑わうだろう。そんな事を考えながら歩いて いった。 公園奥の風力発電機の下を通りすぎ遊歩道を行くと目指す三角点は有った。 8時57分、長者原山一等三角点に着いた。ただし、地図上では三角台と記されて いる。 曇っていた為展望は得られなかったが、足元の日本海がとてもきれいに見えた。 天気が良ければさぞいい景色を堪能できる事だろう。 帰りは高速で帰ってきた。