1998年8月3日 、 単独
この日は月曜日で、前日の展示会の代休だった。7月28日に途中撤退し た赤津山に行きたかったが、展示会の疲れが有り、また途中撤退する可能性 が有るので手軽なところで五頭山にすることにした。 朝3時に目が覚めてしまい、眠れないので早々に出発することにした。天 気予報を聞くと大雨注意報が出ているが雨は降っていない。 4時に豊栄の自宅を出発、4時35分、砂郷沢の出湯登山口に着いた。 4時40分出発。沢沿いの道を行くが蚋などの虫がまとわりついてうるさか った。 やがて沢から離れて杉の林の中を行く、蚋も林に入ると追ってこなくなっ た。 階段のつけられた急坂を登ると一合目の標識が有った。ここは確か見晴台と いうはずだ。振り返ると越後平野が見える。 5時30分、烏帽子岩についた。合目の標識は四合目になっていた。5分 休憩する。 烏帽子岩からはそれほど苦になるような急登りはない、五合目付近からガ スの中に入った。視界は500メートル程であろうか。 所々深く樋状にえぐられた道を行くが雨が降り出さないので苦にならない、 雨が降ればこの道は川に変わるだろう。 6時20分、五ノ峰に着いた。濃いガスの為視界はまったくきかない。視界 は200メートルほどであろうか隣の四ノ峰すら見えない。10分休憩の後 一の峰にも行きたかったが雨が降り出す前に降りようと思い下山を開始した。 7時5分、烏帽子岩まで戻ってきた。水場を偵察に行った。水場は沢の流 れだが、周囲にごみなども有りとても飲む気にはなれない水場だった。10 分休憩した。この頃にはガスから抜けていて越後平野が見えていた。 7時53分、登山口に着いた。着いた途端、雨が降り出した。 *雨はこの後激しくなり、その夜に笹神村から豊栄市、新潟市にかけて集中 的に降り、その辺りは洪水になってしまった。8.4水害である。